風邪を引いた時や体調不良の時、目がしょぼしょぼすることはありませんか?!さくらは風邪をひくと、喉の痛みと鼻水と一緒に、目がしょぼしょぼして涙が出る時があります。この目のしょぼしょぼは何が原因なのでしょうか。
今回は風邪と目の不快感について、
「風邪・体調不良と目の不快感の関係」
「風邪・体調不良で涙が止まらない時」
「目のしょぼしょぼ&風邪・体調不良には-加湿-がお勧め!」
を中心にまとめてみたいと思います!
1.風邪・体調不良と目の不快感の関係
そもそも、なぜ風邪をひくのでしょうか?
私達が風邪や体調不良と呼んでいる症状は、正式名称を「風邪症候群」と言って、ウイルスが粘膜から進入して身体の中で炎症を起こすことで起きる色々な症状の総称です。
ウイルスに感染して炎症がおきて、鼻水や咳、喉や頭の痛み、発熱といった症状が出て、私達が「やばい。体調不良だ…風邪ひいた~」と認識できる状態になるわけです。
なので、風邪をひく=体内にウイルスが侵入して炎症を起こしている状態というわけです。風邪の嫌な症状と目のしょぼしょぼは、身体の防衛機能が働いてウイルスと戦ってる証拠なんですね!
身体が頑張ってウイルスと戦っている結果、鼻水や咳がでたり、目からも涙や目やにが出て、目のしょぼしょぼにつながるというわけです。ウイルスを外に出そうとする働きがくしゃみ、鼻水、咳、涙、目やにといった体調不良の症状になって、ウイルスと戦うために炎症をおこすと喉の痛みや鼻づまり、発熱が起きるんです。
特に、涙や目やにといった目の不快感に繋がる原因に、鼻水が挙げられます。
まぶたのキワに涙が出る穴があいていますよね。まぶたのキワの顔の中央の方を見てもらうと穴があるんです。その穴は、「涙点」と言って鼻涙管と繋がっています。そして、鼻涙管は鼻の内部に繋がっています。要するに、目と鼻は繋がっているんです。
なので、風邪をひいて鼻水や鼻づまりといった鼻の症状がひどい時、ウイルスが目の方にも進入し、涙や目やにとが出るんです。
また、目の痛みが起きる場合ですが、それも鼻と関係しています。鼻水が長引きひどくなると「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」を発症することがあります。
副鼻腔炎は、蓄膿症とも呼ばれています。蓄膿症の方がなじみがあるかもしれませんね。副鼻腔炎は、顔の内部にある副鼻腔というところに炎症がおきて膿が溜まった状態です。膿なので、鼻水よりも濃くどろっとしたものがでます。(汚くてすいません…)この副鼻腔は、頬や目の周りにあります。なので、ここに炎症がおきると目にも痛みが出ることがあります。
副鼻腔炎は自然治癒することはないので、耳鼻科に行って膿を吸ってもらったり、鼻を生理食塩水で洗う必要があります。治るのに時間がかかりますので、放っておくと厄介です。
実はさくらも副鼻腔炎になったことがあります。最初は鼻水がやけにひどく、いつまでたっても治りませんでした。そのうち歯と目が痛くなりおかしいと思って病院に行ったところ、副鼻腔炎と診断されました。その後は2週間ほど毎日耳鼻科に通い、膿の吸引と鼻の洗浄という辛い辛い治療を受けました。もうこんな思いはしたくないです(涙)
ということで、風邪をひいた時に目の痛みが出てきた場合は、副鼻腔炎を疑ってすぐに耳鼻科に行ってくださいね!
2.風邪・体調不良で涙が止まらない時
風邪をひいた時、鼻と繋がっている目にも症状がでることはおわかりいただけたかと思いますが、鼻水や鼻づまりの症状がないのに、涙が止まらない場合は注意が必要です。
風邪ではないのに涙が止まらない場合、「流涙症(りゅうるいしょう)」にかかっているかもしれません。流涙症とは涙腺が詰まってしまい、細菌が侵入し感染して起こる病気です。病名からわかる通り、涙がたくさん出て止まらないという症状が出ます。特に、風邪やインフルエンザ等の感染症で体調を崩していると、起こりやすいので気をつけてください。
もし風邪などの症状がないのに、涙がとまらない時は流涙症を疑ってください。流涙症はセルフケアでは治りませんので、流涙症かも…と思った場合、すぐにかかりつけの眼科に行ってくださいね。
3.目のしょぼしょぼ&風邪・体調不良には-加湿-がお勧め!
風邪と目の不快感の関係についてわかったところで、ではどうやってこういった症状に対処しましょうか??
お薬に頼る、よく寝る、栄養をたっぷり取るetc.、人それぞれ体調不良が続く時、風邪をひいた時にすることはあると思いますが、さくらが特にお勧めなのが「加湿」です。
そもそも、冬に風邪やインフルエンザが流行する原因は、冬は湿度が低く乾燥しているため、ウイルスが増えて広がりやすい状態になっているからなんです。なので、加湿を心がけて、身体や特に喉の粘膜を潤わせることはとても大切なんです!
お肌や目にも乾燥は敵ですよね!!そこで、湿度を上げる簡単な方法を紹介したいと思います☆
1.濡れタオル
乾燥した部屋をほどよく加湿するのに、濡れたバスタオルを干しておくと効果的です。
特にエアコンや暖房器具を使っている場合、部屋はどんどん乾燥してしまうので、一枚バスタオルを干してあげましょう。加湿器がない、ホテルでもお勧めの方法です♪
2.マスク
喉や鼻の粘膜の乾燥をピンポイントで防ぐには、マスクがおすすめです。
マスクをすると自分の呼気の中に含まれる水分がマスクの中に留まるので、加湿することができます。喉と鼻の粘膜をウイルスから守ることもできますし、一石二鳥ですね!
3.植物
観葉植物を部屋に飾るのもおすすめです。
植物は葉から水分を蒸発させるので部屋の加湿につながります。部屋に緑があると、癒しの効果もありますし、インテリアとしてもいいですよね☆
4.お湯&水を置く
昔のストーブにはやかんを置く事ができましたよね。沸騰したお湯からでる蒸気で湿度があがります。
お湯を沸かしておいておくだけでもいいですし、コップに水を入れておいておくだけでも湿度があがります。簡単なので是非試してみてください。夜においたコップの水が朝にはかなり減っていて、どれだけ部屋が乾燥しているかわかりますよ。
簡単に作れる手作り加湿器もおすすめです。動画をご覧ください。
5.加湿器
もちろんこれが一番ですね。アロマオイルを入れられるものや、加湿と空気清浄を一緒にやってくれるもの等、色々な種類の加湿器が売られていますよね。
安いものもありますので、乾燥する冬には一つあると便利だと思います。
加湿について詳しくはこちらに詳しくまとめていますので参照してください→乾燥は目とお肌の大敵!乾燥で目がしょぼしょぼする時の対処法☆
4.最後に
今回は風邪や体調不良で目がしょぼしょぼする時の原因と対処法をまとめてみました。たかが風邪と思っていても、長引くとやっかいなものですし、体調不良が長く続くと、心も弱ってきますよね。
人間の身体の80パーセントは水分でできています。なので、「加湿」はとても大切です。加湿で潤いを保って、風邪対策をしてくださいね!流涙症や副鼻腔炎にはご注意を…
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