足が冷たいことでお悩みの方で、頭痛持ちの人はいませんか?さくらもたまに原因不明の頭痛で、頭がズキズキと痛む時があります。
もしかするとその頭痛、足が冷たいことが原因かもしれません。頭痛の原因はいろいろありますが、冷え症も頭痛の原因になるようです。頭痛がすると辛くて気分も沈んでしまいますよね。冷え症を改善して頭痛も撃退してしまいましょう!
ということで今回は、
「足が冷たいと頭痛になるのはなぜ?」
「冷え症による頭痛の改善方法」
「頭痛のいろいろな原因」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.手足が冷たいと頭痛になるのはなぜ?
手足が冷たい冷え症になると血の巡りが悪くなり、血行不良が起こります。血液は体中に酸素と栄養を運ぶ大切な働きをしているので、血行不良になって血液が体の隅々まで行き届かなくなると体中が影響を受けます。
脳も例外ではありません。血行不良で脳まで十分な酸素と栄養が行き届かないと、脳が酸素不足になり、その結果頭痛が起こってしまいます。
また、体が冷えると体温を守るため、手足のような末端に血液を送らないように血管が縮こまります。そして、生命維持に大切な脳と内臓を守るため、頭と上半身に血液が集められます。
すると、頭の中を流れる血液が多くなり血管が拡張します。血管が拡張すると、周囲の神経に刺激を与えてしまいます。これも頭痛の原因です。
頭と手足は離れているため、手足が冷たいと頭痛が起こるのが不思議に感じるかもしれませんが、こういった理由で頭痛が起きてしまうんです。
手足が冷たいことで起こる頭痛は一般的には片頭痛(偏頭痛)です。片頭痛は慢性の頭痛の一種で約8%の人がなっているといわれています。特徴は、ズキズキもしくはガンガンという痛みが数時間続き、頭の片側やこめかみのあたりが痛みます。
もし手足が冷たい冷え症が原因で肩こり・首こりになっている場合、緊張型頭痛の可能性があります。緊張型頭痛は日本人の約20~30%が患っているといわれ、一番多いタイプの頭痛です。特徴は、何かに締めつけられるような痛みが数十分から長い時は何日も続くことです。
手足が冷たいと頭痛が起こるというメカニズムがわかってもらえたと思います。次にそんな冷え症が原因の頭痛の改善方法をご紹介します。
2.冷え症による頭痛の改善方法
頭痛の原因は冷え症なので、冷え症を改善させることが頭痛を治すのに一番効果的です。では、手足が冷たい人にも頭痛持ちの人にも効果的な改善方法を3つご紹介します!
1)食事療法・漢方・サプリメント
体を温めて血行を良くする食べ物を積極的に摂取しましょう。根菜や発酵食品がオススメです。体を冷やす冷たいもの、甘いもの、南国で摂れたものはできるだけ避けましょう。
また、漢方やサプリメントを使うのも効果的!
冷え症にも頭痛にも効くオススメの漢方といえば、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)です。生姜を含んでいるので、ポカポカと体を温めて血行を良くしてくれます。
漢方について詳しくはこちらを参照 → 漢方で体を温める!ツムラの漢方・症状別オススメ漢方も☆
2)足湯・お風呂
血行をよくするのにお風呂は欠かせません。ぬるめのお湯にゆっくりとつかると副交感神経が活発になり、体がリラックスします。なので、頭痛にも効果的ですし、もちろん体を温めるので冷え症改善にもおすすめです。
また、足湯もすごく効果がありますよ。第二の心臓といわれる足を温めることで、お風呂以上の効果があります。足湯はリビングなどお部屋でできますし、テレビを見ながらでもOKなので、生活に取り入れやすいのも魅力です。
もっと効果的な足湯について詳しくはこちらを参照 → 足湯が足が冷たい時に効果的!さらに効果UPさせる方法も紹介!
3)運動
冷え症改善には筋肉は欠かせません。筋肉はポンプのように血液を運ぶ働きをしてくれるからです。足が冷たい人は、ふくらはぎの筋肉が弱っているかもしれません。ふくらはぎの筋肉を鍛えて足先の毛細血管まで十分に血液が流れるようにしましょう。
足が冷たい人には、スクワット、ウォーキング、階段の上り下りなど足を使う運動がおすすめです。難しいものではありませんので、少しの時間でも生活に取り入れてみてください。
また、運動をするとストレス発散になってリラックス効果があります。そのため頭痛にも運動は効果的なんですよ。頭がズキズキ痛む時は、軽く体を動かしてリフレレッシュさせてください。

3.頭痛のいろいろな原因
冷え症による頭痛のメカニズムと改善方法をご紹介しましたが、頭痛にはいろいろな原因がありますよね。この機会に頭痛が起こる原因と改善法などを見ていきましょう。
1)肩こり・首こりによる頭痛
肩や首がこることで起こる頭痛です。肩・首がこると、周辺の筋肉が収縮します。筋肉が収縮すると血管も収縮して血流が悪くなります。血流が悪くなると脳に十分な血液が行き届かず酸素不足になって頭痛がおきてしまいます。
肩や首を温めて血行をよくしたり、マッサージでほぐしてあげてください。また、首や肩がこらないよう、姿勢を正しくするのも大切です。
2)寝不足・寝過ぎによる頭痛
寝不足になると自律神経が乱れ頭痛が起きます。また休日などに普段より多く寝た時にも、寝過ぎると自律神経が乱れてしまい、頭痛が引き起こされます。
対処法としては、規則正しい生活をすることです。寝不足は解消し、寝過ぎも睡眠のリズムが崩れてしまいますので注意しましょう。
3)寝起きに起こる頭痛
寝起きは、睡眠時の副交感神経から体を活動させる交感神経に切り替わります。交感神経に切り替わると、血管も拡張した状態から収縮します。通常なんら問題のない神経の切り替えですが、頭痛持ちの人はデリケートな状態になっているので、そんなささいなことでも影響を受けて、寝起きに頭痛が起こります。
自律神経の切り替えによる頭痛なので、白湯を飲んで体の血管を広げ血液が流れやすくし、脳に血液が集まって血管が拡張しすぎないようにしてください。
4)低血圧・雨による頭痛
台風や梅雨の季節、雨の日には気圧が低くなります。気圧が低くなると、脳の血管が拡張し、片頭痛が起きてしまいます。原理としては、気圧が低い標高の高い山に登ると、ペットボトルや袋の中の空気が膨張しパンパンに膨らみますよね。あれと同じことが脳内でも起こっています。
血管に異常が起こっているので、血管にいいサプリメントを取ったり、首や肩のマッサージをすると頭痛が和らぐと思います。
5)パソコン・スマホによる頭痛
パソコン・スマホによる頭痛も最近では増えているんではないでしょうか。パソコン、スマホを長時間使っていると、目にかなり負担がかかります。また、同じ姿勢をとり続けるため、肩こり・首こりも起こることがあります。こうしてひどくなると頭痛も起こってしまいます。目の疲れと肩こり・首こりから頭痛が起きているんですね。
対処法としては、ブルーライトをカットして目に負担を減らす、一時間に一回休憩をとり、目を休ませてストレッチをするなどです。
眼精疲労と頭痛について、詳しくはこちらを参照 → これって危険?!大丈夫?頭痛と目がしょぼしょぼする時の対処法
6)ストレスによる頭痛
ストレスによって自律神経乱れ頭痛が起こります。ストレスは万病の元ですよね!自分にあったストレス解消方法を見つけて、ストレスをためないようにしましょう。
7)運動による頭痛
運動によっておこる頭痛は、労作性頭痛と呼ばれ、頭痛が起こるメカニズムはわかっていないそうです。もし運動をした時に頭痛が起こる方は、激しい運動を避ける、血管を強くするサプリメントで血管異常が起こらないようにするのがいいかと思います。
4.最後に
今回は足が冷たい冷え症と頭痛の関係についてまとめてみました。頭痛持ちだと、雨の日や梅雨の時期も憂鬱になってしまいますよね。
頭痛は脳や神経に関係しているため、とてもデリケートで原因がわかりにくいものです。ただ、今回ご紹介した冷え症と頭痛を改善する方法は効果があると思いますので、是非やってみてくださいね。