足が冷たい

【注意】足が冷たいのは病気のサインかも!たかが足の冷えと甘く見ないで!

2020年4月24日更新

最近、低体温・冷え性の若い女性が増えていますが、老若男女を問わず、足が冷たいことで悩んでいる人がどんどん増えているように感じます!足の冷えは身近な悩みですよね。

単なる冷え性で足が冷たいのならいいですが、その足の冷えが病気のサインの可能性もあるんです。初期症状のうちに気づいていれば、病気が進行する前に対処できますし、是非覚えておいてもらいたいと思います。

ということで今回は、

「足の冷えが出る病気7つ」

「どうして病気の症状として足の冷えが起きやすいのか?」

についてまとめていたいと思います。

1.足の冷えが出る病気7つ

足の冷えが病気のサイン・初期症状として出ている場合があります。最近急に足が冷たいことが多いことに気づいた人、原因不明の足の冷えが続いている人は、他の病気の可能性があるので注意が必要です。

たいていの病気は、足が冷たい症状以外にも何かしら症状が出ることが多いので、足の冷え以外に当てはまる症状がないかチェックしてみてください。

足が冷たい症状が出る病気には、主に次のようなものがあります。

・閉塞性動脈硬化症

・脊柱管狭窄症

・脳梗塞

・坐骨神経痛

・糖尿病

・リンパ浮腫

・パーキンソン病など。

少し聞き慣れない病名も多いですね。さくらも初めて聞いた病名もあります。というか、読み方がわからないものも…では、それぞれの病気について、一つずつ症状と特徴を見てみましょう!

1)閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)

<症状>

足が冷たい、足がしびれる、歩くとふくらはぎにだるさ・疲れ・痛み・こむら返りが起こる

<原因>

動脈硬化とは、動脈が狭くなったり、詰まったりする症状のことですよね。その動脈硬化が、下半身や脚の動脈で起き、その影響で血液が流れにくくなり脚を流れる血液が不足してしまい、歩行障害などが起きる血管の病気です

下半身の血流が悪くなるため、足の冷えも症状としてでます。他にも足がしびれたり、だるさや疲れがでます。

初期の頃は、歩くと症状が出るけれど、休むと症状は軽くなりしばらくすると治まります。でも重症になると、最悪の場合、脚を切断しなければならないこともあるような危険な病気です。

足の冷えがいつまでも治らず、足の疲れがひどいようならこの病気を疑った方がいいかもしれません。

2)脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

<症状>

足が冷たい、足がしびれる、腰痛がある

<原因>

背骨には脊柱管(せきちゅうかん)という管があり、その中を神経や血管が通っています。その脊柱管が何らかの理由で圧迫され、脊柱管の幅が狭くなり、神経・血管が圧迫されている状態を脊柱管狭窄症と言います。中の神経が圧迫されているので、痛みが出ます。その影響が下半身にも及び、下半身にも痛みやしびれが出ます。

血管も圧迫されて血液の流れが悪くなっているので、足の冷えやしびれなどの症状が起きます。足の冷え・しびれと腰痛がある場合、この病気を疑ってください。

3)脳梗塞(のうこうそく)

<症状>

足が冷たい、手・口のしびれ、喋りにくい、言語障害、手足の麻痺、顔面の麻痺

<原因>

脳梗塞は死に至ることもある怖い病気として有名ですよね。脳梗塞は、動脈硬化・高血圧・糖尿病などの生活習慣病や、心臓の病気が原因で血管内に血栓という血の塊ができて、その血栓が脳内の血管に詰まることで起こります。いわゆるドロドロ血液が原因で脳内の血管が詰まってしまうんですね。

脳内の血管がつまってしまうので脳内に血液がうまく送られなくなり、血液不足に陥った脳細胞が死んでしまう状態を脳梗塞と呼びます。ダメージを受けた脳が体のどの部分のコントロールをしているかによって、症状の出方が違います。

例えば、脳の中で手足を動かす働きをしている部位がダメージを受けると手足の麻痺や歩行困難、言語を司る箇所がダメージを受けるとうまく話せなくなってしまいます。

脳梗塞が起こるということは、前段階として体全体の血流が悪くなっている状態であるため、足先にまで血液が行き届かず、足の冷えが起こることもあります。

4)坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

<症状>

足が冷たい、下半身(お尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足先)の痛み・しびれ・鈍痛・違和感・ピリピリとした痛み・激痛

<原因>

坐骨神経は腰のあたりから足先まで伸びているとても長い神経です。坐骨神経痛はその名の通り、そんな坐骨神経が何らかの原因で圧迫され痛みなどの症状が出ます。

坐骨神経痛の原因は、下半身を酷使し過ぎによる慢性的な疲労や下半身の筋肉の緊張、もしくは骨盤・股関節の歪みが原因で起こります。また、逆にデスクワークなどで下半身を使わなさ過ぎることで、下半身の筋肉が衰えて血行が悪くなり栄養が行き届かず起こるケースも増えているそうです。

その日の体調や健康状態によって、症状の出方が違うそうです。坐骨神経痛の症状が出ているということは下半身への血の巡りが悪くなっているので、足の冷えも症状として出ることがあります。

足の冷えと坐骨神経痛とその対策について、詳しくはこちらを参照にしてください↓

5)糖尿病

 

<症状>

足が冷える、喉が渇く、尿が多い、濁った尿が出る、体重減少、異常な疲労感、食後の異常な眠気、手足のしびれ、視力が落ちる、立ちくらみ、体のかゆみ

<原因>

通常、様々なホルモンによって血液内のブドウ糖の量は一定に保たれています。ところが、何らかの原因で血液中の糖分のコントロールができなくなった状態を糖尿病と呼びます。ブドウ糖がうまく体内に摂取されないため、血液中に多く留まり、血糖値が高くなる病気です。

糖尿病になると血液内に留まった糖分の影響で、いわゆるドロドロ血液と呼ばれるような状態になります。血流が悪くなるため、血流障害や神経障害が起こります。それが原因で足へ流れる血流が減ってしまい、足の冷えが症状として起こります。

糖尿病と足の冷えについて詳しくはこちらを参照にしてください↓

6)リンパ浮腫(ふしゅ)

<症状>

足が冷たい、足がむくむ、疲れやすい、毛が増える、皮膚の乾燥、体のだるさ・重さ

<原因>

何らかの原因でリンパの流れが滞り、足や手に溜まってしまいむくみがある状態を、リンパ浮腫と呼びます。長時間の立ち仕事が原因で脚に浮腫が起こる場合や、癌などの病気が原因で手足のリンパが滞ってむくみが起こる場合があります。

下半身にリンパ浮腫ができている場合、足の血行が悪くなるので、足が冷えて冷たくなったり膝下や足の甲にむくみがでます。

7)パーキンソン病

<症状>

足が冷たい、歩行困難、手足のふるえ、たちくらみ、便秘、うつ状態、むくみ

<原因>

現在も原因は解明されておらず不明です。脳内にある神経伝達物質のドーパミンを作る細胞が変性し、ドーパミンの生産量が減ること、また自律神経の乱れが原因の一つではないかと考えられています。

パーキンソン病は比較的高齢者に多く見られる病気です。主な症状としては、手足のコントロールが難しくなることから、動作が遅くなる、歩幅あ狭くなり歩くのが遅くなる、手足が震える、関節がかくかくとするといったものがあります。

血液の循環が悪くなり、体温調節がうまくいかないことから、手足の冷え・むくみといった症状が出ることもあります。

足の冷えの症状が出る病気を7つ紹介してきました。いかがでしたか??少し怖い気持ちになってしまったかもしれません。でも病気に気がつかずに放置してしまうのはもっと怖いことですので、是非知識として知っておいていただきたいです。

2.どうして病気の症状として足の冷えが起きやすいのか?

では、次になぜ足が冷たくなりやすいのか?また、足の冷えが病気の症状としてでやすいのか?についてです。

足が冷たいのが当たり前になっている人は忘れがちですが、足には本来自分で温まる力を持っていんです。その機能が、病気が原因で失われていて冷たくなってしまっているんですね。

でも、なぜ他の場所ではなく足が冷たくなるのか?他の体のパーツが冷えてもおかしくなさそうなもんです。なぜ足なのか??

それは、足は心臓から一番遠くにあるため血液の流れが一番悪くなりやすいからです。温かい血液が流れこむことによって体の細胞は温かくなります。足は、心臓から一番遠くにあるため、温かい血液の流れが滞りやすく「体の中で一番冷えやすく、一番温まりにくい場所」なんです。

そのため、先程ご紹介したように、何らかの病気になって血行が悪くなると一番に冷えてしまうのが足というわけなんです。

上半身には生命を維持するために重要な脳、心臓、内臓があります。そのため、体は優先して血液を上半身に送ります。命に関わる大切な臓器を優先的に温めて、体を守る必要がありますもんね。

残念なことに、足先などの末端は生命維持にそれほど大切ではないので、血液を送る順番としては一番後回しにされてしまいます。それでも十分に血液循環がいい場合は問題はありません。ところが、何らかの病気になって血液の流れに問題が生じると、一番に足先が冷たくなってしまいます。

そういうわけで、足の冷えは病気の初期症状として現れやすいというわけなんです。足の冷えを甘くみてはいけない理由がわかっていただけたと思います。

3.最後に

今回は、足の冷えと重大な病気の関係についてまとめてみました。おそらく、多くの人にとって、あまりなじみのない病気が多く、自分には関係ないように感じた方も多いと思います。さくら自身、初めて聞いた病名もありました。

しかも足の冷えは身近な症状なので、あまり気にも留めず見過ごされがちだと思います。でも、ご紹介したように、いろいろな病気のサインとして現れることもありますし、意外な病気と関係があることもわかりました。怖い病気を紹介してしまったので、怖がらせてしまったかもしれませんね。でも万が一ということがあるので、たかが足が冷たいだけと言って放置しておいてほしくないです。

もし原因がわからない足の冷えがあったり、なかなか足の冷えが改善されない場合は、冷え性ではなく他の病気を疑ってみてくださいね。

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