最近、ダイエットや健康目的で断食をする方が増えています。1日だけのプチ断食や週末だけの週末断食など、色々な断食方法がありますし、断食中に栄養をとるためのドリンクなどもあるので、健康的に無理なく自分にあった断食ができるようになっています。
でも断食に挑戦してみたものの、寒いし足が冷たいし、これで本当に大丈夫なのかなと不安になっている人はいませんか。断食中にそういった不安を抱える人は多いようです。でもせっかく始めた断食ですから、できるだけ無理なく続けたいですよね。
ということで今回は、
「断食は冷え症さんにもぴったり!」
「断食中に寒い・足が冷たいと感じるのはなぜ?」
「断食を効果的に行うコツ」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.断食は冷え症さんにもぴったり!
断食というと、ダイエット目的でご飯を抜いてカロリーを減らすことだと思っている方、それだけじゃないんです!断食にはいろいろな美容健康効果があるんですよ。断食なんてすると栄養が足りなくなって体に悪そう、冷え症も悪化するんじゃないの??という考えは捨ててください。
そもそも、なぜ冷え症になるのでしょうか。実は冷え症の原因はいろいろあって、運動不足で筋力が衰えている、食事のバランスが悪い、不規則な生活、代謝が悪い、血行が悪いなどの原因があります。そんな冷え症を治すために、断食も効果的な方法なんです。
血液がドロドロとしていると血液の循環が悪くなるため、血行が悪くなり冷え症の原因になります。断食をするとデトックス効果で血液が綺麗になり、血行がよくなります。血行がよくなることで今まで冷えていた場所にも温かい血液が巡って冷え症がよくなるんです。
また、断食をすると代謝がアップします。36~48時間の断食で約3%から10%も代謝が上がったというデータもあります。
なので、断食は足が冷たい人にもオススメなんです!といっても断食はハード過ぎると思う方に、プチ断食をオススメします。
<プチ断食>
何日も断食をするのがしんどい場合、一日だけのプチ断食がオススメです。たった一日なのでそれほど辛くなく断食してもらえると思います。では、プチ断食のやり方です。
断食をする日の前日の夜九時以降は食事を摂りません。そして、断食の日、朝・昼は食事代わりに野菜ジュースを飲みます。にんじん・リンゴなど手作りの栄養のある野菜ジュースを1~2杯飲みます。晩ご飯はお粥を腹八分目を心がけて食べます。
これだけです。朝食・昼食代わりの野菜ジュースがありますし、夜はお粥を食べられるのでそれほど辛くないかなと思います。外食や飲み会が続いた時なんかに一日やってみるのはどうでしょうか。
たった一日のプチ断食で、無理なく体の老廃物が排出され体内が綺麗になりますよ。継続すると体質改善、冷え症改善が期待できます。
2.断食中に寒い・足が冷たいと感じるのはなぜ?
断食中に、寒い・足が冷たいと感じる方がいるようなんですが、それはなぜでしょうか。実はそれは「好転反応」というものです。好転反応とは、体が良くなる前にたまっていたものが出てきて、体に不調が出る現象です。
断食中に寒い・足が冷たいと感じたり、体温が下がるのは、体にたまっていた脂肪が燃焼し始めた証拠です。なので、心配はいりません。気にせずに、断食を続けましょう。
他にも断食中の好転反応としてよく見られる次のようなものがあります。
・だるさ
断食によってエネルギーとなる食べ物が入ってこないため、体がエネルギー不足を感じてだるくなります。ためている脂肪を燃焼し始めると解消します。
・頭痛
断食中の頭痛は今まで心にためていたストレスなどがデトックス効果ででてきている証拠です。頭痛の原因を突き止めようとせず気楽に過ごしましょう。断食をやめるとなくなります。
・排便
断食によって普段消化に使われているエネルギーが、体を綺麗にすることに使われるため、たまっていた老廃物が便として出てきます。便秘が解消したり、頻繁にトイレに行くこともあります。
・イライラ
むしゃくしゃしたり、怒りっぽくなったりすることがあります。これは感情のデトックスで断食中に起こる好転反応のひとつです。家族や友達を驚かせないよう断食をする前に伝えておいた方がいいかもしれませんね。
いかがでしたか?いろいろな好転反応がありましたね。いくら体のためとはいえ、突然何も食べなくなるわけですから、体もびっくりして何らかの症状がでるのは当たり前かもしれませんね。あまり心配せずに他のことで気を紛らわしてくださいね。
気を紛らわすといっても断食中は激しい運動はできません。でも脂肪を燃焼させて筋肉は残しておくためにも、軽い運動はした方がいいです。そんな断食中におすすめなのが、ヨガです。
ヨガはリンパの流れをよくしますし、精神を落ち着かせる働きもあります。またそれほど激しい運動でもないので、断食中でもゆったりと家ですることもできます。ヨガのやり方はYouTubeでもたくさんアップされていますし、是非断食と一緒にやってみてください。
3.断食を効果的に行うコツ
せっかく断食をやるからには効果的にやりたいですよね。そんなコツをご紹介します。
1)36時間
ダイエットや美容目的の断食の場合、修行でする断食とは違うので短時間で効果がでます。その断食の効果が十分に得られる時間の目安が36時間です。36時間ということは、土曜の夜の9時から断食をスタートした場合、日曜日を野菜ジュースで過ごし睡眠をとって、月曜日の朝9時まで我慢すれば36時間です。
そう考えるとそれほど難しくないような気がしませんか?週末に体のデトックスとリフレッシュのために週末36時間断食がいいかもしれません。
2)水分
断食をする時は脱水症状に陥らないようしっかりと水分を摂りましょう。普段食事に含まれる水分を摂っているため、食事を抜くとその分の水分も補わないといけません。そのことも意識していつもより大目に水分を摂りましょう。1日2リットルが目安です。
水分を摂るタイミングとしては、お腹がすいたと感じた時に飲んでください。水分を摂るときは、お茶やお水、手作り野菜ジュースにし、糖分の多いジュース、アルコールは避けてください。
3)断食前後の食事
断食前にカレーやラーメンなど脂っこい食事をしていては断食の効果が薄れます。逆に、断食が終わったあと一気に脂っこいものを食べても胃腸に負担がかかります。
断食の前後は野菜や豆類を中心とした栄養価が高く消化のいいものにしましょう。
4)ストレスをためない
断食中は何も食べられないためストレスを感じやすいと思います。食事以外のことでストレスにならないような環境を作りましょう。
好きなことに没頭したり、ハーブティーを飲んだり、アロマテラピーをしたり、ヨガをして心を落ち着かせましょう。寝てしまうのもいいかもしれません。日頃の睡眠不足も解消できます。
5)体を温める
断食中は、食べ物でエネルギーを摂りこめないため、寒い・足が冷たいと感じる方が多いです。いつもより厚着をしたり、温かい飲み物を飲むことでできるだけ、体が冷えないようにしましょう。
体を温める断食中オススメのお茶はこちらを参照 → 体を温めるノンカフェインお茶5選!ほうじ茶の冷え性改善効果も!
断食は辛いイメージがありますが、ダイエットにも若返りにも効果的です。是非コツをつかんで、断食を継続的にやってほしいです。
4.最後に
今回は断食と寒さ・足の冷えなどの好転反応を中心にまとめてみました。この飽食の時代、たまに胃腸を休めるためにも断食はとてもオススメの健康法です。
まずは一日のプチ断食から始めてみるのがおすすめです。是非トライしてみてくださいね。