お腹が冷たい 足が冷たい

妊娠初期にお腹や足が冷たいと悪影響!?流産のリスクや胎児への影響は?

お腹や足が冷たい冷え性でお悩みの方の中には、妊娠している人もいらっしゃると思います。特に、妊娠初期の不安定な時期は心配がつきないので、冷えが赤ちゃんに影響がないか、また早産や流産のリスクを高めないか心配だと思います。

調べてみるとやはり妊婦さんの冷えは、お腹の中の赤ちゃんにとってもいい影響はないようです。大切な赤ちゃんのため、また安心してマタニティライフを過ごすためにも、冷え性がどんな影響を与えるのか知っておきましょう。

今回は、

「妊娠初期はお腹や足が冷たい・冷えやすい?」

「体の冷えの赤ちゃんへの影響・流産のリスクは上がる?」

「妊婦さん向け冷え性改善方法」

を中心にまとめてみたいと思います。

1.妊娠初期はお腹や足が冷たい・冷えやすい?

もともとお腹や足が冷たい冷え性の人はもちろん、それ以外の方でも、妊娠するとホルモンバランスが変わったり、つわりなどの影響で足が冷たい冷え性の人が増えます。

妊婦さんが冷え性になる原因には次のようなものがあります。

1)女性ホルモンの乱れ

妊娠すると今までとは女性ホルモンのバランスが変わります。妊娠初期は特にホルモンバランスが大きく変わりバランスが乱れやすいので、それにより冷えが起こります。

また、女性ホルモンはストレスによって乱れることもあります。妊娠初期のつわりや貧血、妊娠生活と仕事や家事との両立、初めての妊娠での不安、すでに子供がいる人なら子育てしながらの妊娠生活などなど、妊婦さんにはストレスがたくさんありますよね。

ストレスは万病の元ですが、身体の冷えも引き起こしてしまうので、ストレスをためないよう気をつけてください。

2)自律神経の乱れ

ストレスは自律神経を乱れさせます。妊娠初期はつわりが起きたり、貧血・睡眠不足になったり、イライラしたりとストレスが多いので、自律神経が乱れる原因となります。

自律神経が乱れると血管が収縮してしまいます。血管が収縮するともちろん血行が悪くなるため、お腹や足が冷たい症状を引き押します。

3)血行不良

妊娠するとお腹に赤ちゃんが入っているため、だんだん骨盤が広がり、骨盤に負担がかかります。そのため、骨盤の周りの筋肉が常時緊張した状態になり、硬くなってしまいます。

そうなると、骨盤周辺の血の巡りも悪くなるので、全身に血液が行き届かなくなります。そして、身体が冷えてしまうというわけです。

4)運動不足

妊娠すると流産の恐れもあるためあまり運動はしませんよね。だんだん体が重くなるため、妊娠前のように運動をするのが難しくなります。

筋肉は血液を体に行き渡らせるポンプの働きをしているので、筋肉が衰えると血行が悪くなり、冷えの原因となります。

5)消化機能の低下

妊娠して骨盤が広がると他の内臓を圧迫するため、消化機能が落ちてしまいます。消化がうまくできないと、熱の元になるエネルギーがうまく作り出されなくなります。

また、妊娠中は水分代謝も悪くなりむくみやすくなります。体の中に水がたまって、お腹や足が冷たい症状が起きます。

6)周囲の温度

妊娠すると、高温期と呼ばれる周期に入り体温が上がるので、体が暑く感じてしまい、夏ならエアコンを効かせすぎたり、冬でも薄着で過ごしたりしがちになります。そのせいで体が冷えてしまい、足先などの末端は冷たくなってしまいます

いかがでしたか??実は、6割以上の妊婦さんがお腹や足が冷たい、体が冷えていると感じているとのデータもあるそうです。妊娠中は冷え性になりやすい状態だといえますね。

では次にお母さんのお腹や足が冷たい時、お腹の赤ちゃんへどんな影響があるのか、リスクはないのかみていきましょう!

2.体の冷えの赤ちゃんへの影響・流産のリスクが上がる?

妊娠中の体の冷えはいろいろな影響があります。まず、母体への影響から。

・お腹が張る

・腰痛・便秘になる

・脚がむくむ

・足がつる

といった症状がでることがあります。これらの症状は、体の冷えが原因で血液循環が悪くなることで起こります。

ひどい場合は、

・切迫早産

・切迫流産

・微弱陣痛が続き出産に時間がかかる

・産後の肥立ちが悪い

・母乳の出が悪い

といったことが起こる可能性もあるそうです。流産や早産などのリスクも高まるようで、やはり体の冷えは母体に悪影響なんですね。

お腹の中の赤ちゃんへの影響はどうでしょうか?赤ちゃんへの影響は次のようなものがあります。

1)逆子になる

子宮内の羊水の温度が下がると温かい場所を探して赤ちゃんが動きまわるため、逆子になる可能性が増えてしまうそうです。

2)しゃっくりが起こる

子宮が冷えて寒くなると、赤ちゃんの動きが激しくなりしゃっくりが起こることがあるそうです。

3)激しい胎動

羊水の温度が下がると、居心地の悪さから子宮内で激しく動き、お腹を蹴ったりすることもあるそうです。

4)低体重で生まれる

血行が悪いと赤ちゃんに栄養が充分に行き届かず、赤ちゃんの体の成長が妨げられることもあります。

お母さんの体が冷えていると、赤ちゃんにもよくない影響があるようです。お腹に赤ちゃんがいる間は、赤ちゃんにとって居心地のいい環境を作ってあげたいですよね。そのためにも、お腹や足が冷たい方、体が冷えている方は、体を温めるよう工夫をしましょう!次にご説明します。

3.妊婦さん向け冷え性改善方法

1)服装に気をつける

体を締め付けるような服装やヒールなどは避け、三つの首(首・手首・足首)を温めることを意識して体を冷やさないようにしましょう。

病院などエアコンの効いた場所で過ごす時は、ストールやカイロを持参して体を守ってください。

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2)定期的な運動

運動は血行をよくするだけなく、ストレス発散をして自律神経を整える働きもあります。妊娠中は動くのが大変だと思いますが、ウォーキングやマタニティヨガ、プールでのアクアウォークなど体に無理のない範囲で定期的な運動をするようにしてください。

3)体を温める食事

体を冷やす食品を避けて体を温める食品を摂取しましょう。アイスなどの冷たいものも避けて、温かくてお野菜たっぷりのスープなどで体を温めましょう。

体を温める食事についてくわしくはこちらを参照 → 知りたい!末端冷え性改善に効果的な飲み物・食べ物!アルコールの摂り方!

4)体を温める飲み物

カフェインは体を冷やしますし、胎児に影響を与えるので避けたいですね。ノンカフェインのお茶で体を温めるほうじ茶や、カフェインが少なくて体を温める効果のあるココアなどで、体を冷やさないようにしましょう。

体を温めるお茶についてはこちらを参照 → 体を温めるノンカフェインお茶5選!ほうじ茶の冷え性改善効果も!

体を温めるココアについてはこちらを参照 → 体を温める飲み物といえばココア!冷え性改善にはココアがオススメ!

5)足湯

足湯でゆっくり冷たい足を温めると、血行促進、むくみ改善に効果があります。また、リラックス効果もあるので、自律神経の乱れも整って冷え性が改善するので足が冷たい人におすすめです。

足湯についてはこちらを参照 → 足湯が足が冷たい時に効果的!さらに効果UPさせる方法も紹介!

いかがでしたか??お腹や足が冷たい妊婦さんには是非やってもらいたいものばかりです。

4.最後に

今回は、妊娠初期の冷えと赤ちゃんへの影響についてまとめてみました。妊娠初期は、赤ちゃんができてうれしい半面、つわりがあったり流産の可能性も高い時期で、今までのようにできないことが増えてストレスも多いと思います。

でもかわいい赤ちゃんに会うまでの少しの我慢です!健康的なマタニティライフを過ごせるよう、体が冷えやすい人、お腹や足が冷たい人は特に冷え性改善を意識して体を温めて過ごしてくださいね。

過ぎてしまえばあっという間のマタニティ期間。是非楽しんで赤ちゃんを迎える準備をしてくださいね!

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