お腹や足が冷たい時、とりあえず足を温かくするためにホッカイロを使いますよね。最近では、足が冷たい人用のあったかグッズがたくさん売られていますので、冷え性の人は使ったことがあると思います。
お腹や足にカイロを貼るのは即効性があって楽チンな反面、これが本当に冷え性に効果的なのか気になりませんか?もし、ただ温めるだけではなく、根本的に冷え性改善に効果的なカイロの使い方があるなら知りたいですよね。
ということで今回は、
「足用カイロの貼り方・注意点」
「足首にホッカイロを貼るのが最強!?」
「お腹や下半身全体を温めたい時カイロを貼る場所」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.足用カイロの貼り方・注意点
足が冷たい時に使う足用カイロにはいろいろな種類がありますよね。足先が冷えて辛い時、簡単にぺたっと貼るだけで温まるのでとても便利な一方、きちんと正しい使い方をしないと低温やけどをしてしまったり、うまく温まらずに足が冷えたまま…なんてこともあります。
ということで、基本的なことですが、まずは足用カイロを上手に使うためのポイントをおさらいしましょう!
1)足用カイロは素足に貼らない
足用カイロは衣類の上から貼ることを前提に使われています。そのため、もっと足が温まるようにと靴下の内側に貼ったり、薄いタイツの上から貼るのは危険です。
低温やけどをしてしまう恐れがありますので、素足や薄いタイツには絶対に貼らないでください。しかも、足が冷たいせいで足先の感覚が鈍くなっているため、ホッカイロが熱くなり過ぎていることに気がつかないこともありますので、ホッカイロは必ずある程度の厚みがあるタイツや靴下の上から貼るようにしてください。
2)足用カイロは揉まない
普通のホッカイロは手で揉んで使いますよね。手で揉むことでホッカイロの中の成分が酸素に触れることで熱くなるんです。でも、足用カイロは少ない酸素でも温かくなるようにできていますので、揉む必要はありません。
無駄に揉んでしまうと、ホッカイロの発熱が促進されすぎて、使用できる時間が短くなったり、熱くなりすぎるので気をつけましょう。
3)足用カイロは靴・スリッパを履いて使う
足用カイロは、靴を履いた状態で使われることを前提で作られているため、靴の中の少ない酸素量でも温かさを維持できるようになっています。そのため、室内で何も履かないでいると酸素に多く触れすぎて熱くなりすぎることがあるので気をつけてください。
必ず靴やスリッパなど、何か履物を履いて使ってくださいね!
4)足用カイロは寝るときは使わない
寝ている時は、熱さに鈍感になるため、熱くなったホッカイロが足に触れ続け、低温やけどをしてしまう恐れがあります!寝る時は絶対使わないでください!
低温やけどは、少し触れるだけではやけどをするほど温度が高くなくても、長時間触れ続けるとじわじわと皮膚の奥までやけどをしてしまうことです。低温で焼かれる分、皮膚の奥までやけどしてしまうので危険なんです。
寝ていると熱さを感じにくいため、低温やけどをする可能性が高くなります。なので、足用カイロだけでなく普通のホッカイロも寝る時に使うのは危険です。低温やけどをしてからでは遅いので、寝ているときはカイロを使うのはやめましょう!
5)足用カイロは足をまず少し温めてから使う
氷のように足が冷たい人は、ホッカイロの温かさが維持できず、温かさを感じられないことがあります。実は、ホッカイロが発熱効果を維持するためには、ある程度人の体温も必要なんです。
ホッカイロを使わずにテーブルなどに置いっぱなしにしておくと、人肌に触れているときと違って早く冷たくなってしまいことがありますよね。これは周りの温度が低すぎて、ホッカイロの熱を維持することができなくなっているからです。
なので、氷のように足が冷たい人は、足の温度をある程度上げておく必要があります。カイロを使う前にまず足裏を親指で揉みほぐしたり、足の指を一本ずつマッサージしたり、足首回しや足のグーチョキパー運動などで、少し足の体温を上げてからカイロを使うようにしてください。
2.足首にホッカイロを貼るのが最強!?
足裏にホッカイロを貼ると足先は温まりますが、その他の部分、足首やふくらはぎなどの下半身は冷えたままではないですか?
実は、足裏カイロはピンポイントに足先を温めてくれる反面、ピンポイント過ぎて下半身全体は温まらないデメリットもあります。
そこでどこを温めるのがおすすめなのか?!さくらがオススメしたいのが、足首を温めることです。昔から、三つの首を温めると体が温まると言われています。三つの首とは、首、手首、足首です。
また、足首には冷えに効くツボもあるので効果的ですし、温かくなった血液が下半身全体を流れるので、脚全体を温めてくれるんです!
注意は足用カイロは使わないこと!先程説明したように、足用カイロは靴の中など酸素の少ない場所でも熱くなるように作られているため、足首に使うと空気に触れすぎて熱くなり過ぎます。なので、足首にカイロを貼る場合は、普通の貼るタイプのホッカイロを使ってください。もう一点、低温やけどをしないよう、十分な厚みのある靴下を履いてください。
貼り方は簡単!足首を後ろから包み込むようくるっと巻くだけです。これで足首から温まった血液が足先へもふくらはぎへも流れて足全体が温まっていきます。冷えからくる頭痛・腰痛・頻尿にも効果がありますよ!
また、アキレス腱のそばには太谿(たいけい)というツボがあります。このツボは冷え性に効くツボなんです。太谿を押したり温めると血行が良くなりますよ!
水分代謝を良くし、下半身のむくみを解消してくれる効果もあるので、足が冷たい、足がむくむ、そんな悩みがある方には、足首を温めるのはぴったりです♪
3.お腹や下半身全体を温めたい時カイロを貼る場所
温めたい箇所によってホッカイロを貼る場所も違ってきます。(以前さくらのブログでもまとめたので、参考にしてください。→オススメ末端冷え性改善グッズ☆冷えとり靴下・足湯・カイロの効果的な使い方)
そんないろいろあるオススメポイントの中から、お腹や下半身を効果的に温めるにはどこにカイロを貼ればいいのか??
お腹や足が冷たい冷え性さんにおすすめの場所は、仙骨・尾てい骨(尾骨)辺りです。仙骨・尾てい骨は、背骨と腰をつないでいる骨です。
尾てい骨(尾骨)はお尻の割れ目の少し上にあります。触ってみるとぼこっと骨が突起して出っ張っているところがありますよね。そこが尾てい骨です。仙骨は腰とお尻の間にあります。
仙骨・尾てい骨は、骨盤の基盤の骨でもあるので、神経・血管がたくさん通っている大事な場所なんです。なので、このあたりをホッカイロで温めると効率的に血液を温めて下半身へ送り出すことができるため、脚全体が温かくなるんですよ。
上半身にもお腹や内臓に向かって血液が流れているため、お腹や内臓を温める効果もあります。上半身と下半身両方を効率的に温めることができる場所だということですね!
また、ここはお腹やお尻に比べてお肉ががあまりついていない場所でもあります。なので、脂肪に邪魔されず血管に近いところにカイロを貼れるため血液が温まりやすいというメリットもあるんです。
すごくいいことづくしですよね!この辺りにはあまりホッカイロを貼るイメージはないかもしれませんが、オススメポイントなので、是非試してみてください。
4.最後に
今回は、お腹や足が冷たい冷え性さんに欠かせないカイロをテーマにまとめてみました。ホッカイロは一時的に温まりますが、根本的な冷え性改善にはなりません。やはり、冷え性をしっかり治すためには食生活、生活習慣の改善が必要です。
でも、あまりに足が冷たいのを放置しておくのも、美容・健康に良くないです。上手にカイロを利用しつつ、冷え性改善の努力もして、冷えを撃退してくださいね。