アロマオイルの使い方

何歳から使える?赤ちゃん・子どもへの安心なアロマオイルの使い方☆子育てにアロマテラピーを

アロマオイルを日常生活に取りいれている人にとって、アロマオイルはリラックスしたりリフレッシュするのに欠かせないものだと思います。

でも、赤ちゃんや子どもがいる場合、アロマオイルを使っていいか心配になりますよね。アロマオイルの中には効果が強い分、刺激が強いものがあります。やはりまだ身体ができあがっていない赤ちゃんや子どもですから、何かあってからでは困りますし、注意をするにこしたことはありません。

ということで今回は、赤ちゃんや子どもとアロマオイルについてまとめてみました。

この記事で学べること・・・

「赤ちゃん・子どもへのアロマオイルの使い方」

「年齢別OK・NGのアロマオイル」

「赤ちゃん・子どもの困った症状に効くアロマオイル」

「注意したいアロマオイルの使い方」

 

1.赤ちゃん・子どもへのアロマオイルの使い方

日本ではアロマオイルは雑貨屋さんなどで売られていて趣味の雑貨のように扱われていますが、ヨーロッパではアロマオイルは医療に用いられたり、薬局で売られていることもあります。それ程効果が強いものです。

また、アロマオイルは大量のハーブから数滴抽出されるもので、ハーブの成分が濃縮されたものです。そのため、アロマオイル1滴に含まれるハーブの成分はものすごく濃厚なものでその効果も想像以上にパワフルです。

天然成分だからそれ程強くもないだろうと思って2、3滴のアロマオイルを希釈もせず身体にすりこんだとしたら、それは何百何千ものハーブを身体にすりこんでいるのと同じことです。いくら身体にいいものでも、大量に摂取すれば身体にいい訳がありませんし、場合によっては身体に異変が起きてしまうかもしれません。

こういったことから、大人よりも身体が小さく身体の機能も不完全な赤ちゃんにアロマオイルを使う時は大人以上に注意が必要です。何かあってからでは遅いのでアロマオイルの濃度には特に気をつけてください。

1歳まで

では、本題の赤ちゃんや子どもに対してどのようにアロマオイルを使うのか。そもそも赤ちゃんや子どもに対してアロマオイルを使っていいのか悪いのか?それは、アロマオイルを扱っている団体によって考え方が事名手いて、はっきりとした決まりはありません。

色々な団体の考え方を総括してまとめると、1歳までの赤ちゃんには使わない方がいいという考え方が一般的なようです。

生まれたての赤ちゃんは目が見えないので嗅覚によって母乳の匂いをかぎわけて飲むと言われています。そのため、赤ちゃんの嗅覚はすごく優れていて、洋服の上からでもお母さんの母乳の匂いがわかる程だそうです。

また、生まれたての赤ちゃんにとってこの時期はお母さんの匂いを覚える大切な時期です。なのでアロマオイルの強い香りがするとお母さんの匂いや母乳の匂いがわからず、不安を覚える可能性があります。

どうしてもアロマオイルを使用したい場合は、赤ちゃんの嗅覚が大人と同じレベルになる生後6ヶ月頃以降にしましょう。濃度はかなり薄くし、15~20分くらい香りを楽しむ程度にしましょう。

1〜3歳

1~3歳の赤ちゃんには、芳香浴はOKとされています。芳香浴とは、アロマディフューザーやアロマスプレーでアロマの香りを楽しむことです。ただこの時も、赤ちゃんは刺激に弱いことを忘れず、アロマオイルの濃度は大人の10%程度になるようにしてください。また、長時間芳香浴をし過ぎないようにし、15~20分程度にしておくと安心です。

3〜8歳

3~8歳になると、赤ちゃんという歳でもありませんし、アロママッサージやアロマバスなどのアロマオイルを使ったトリートメントができるようになります。この時、キャリアオイル(ホホバオイル、アーモンドオイルなどの植物オイル)で希釈するときには、濃度を大人の半分にしてください。

8〜14歳

8~14歳になると、大人と同じようにアロマオイルを使っても問題ありません。ただやはり濃度は大人の半分程度になるようにしておきましょう。

赤ちゃんや子どもがいてもアロマを楽しみたいという気持ちはわかりますが、生後半年までは我慢して、その後は濃度に気をつけてアロマを楽しんでくださいね。

次は赤ちゃん・子どもに使ってもOKなアロマオイルを年齢別にご紹介します。

2.年齢別OK・NGのアロマオイル

赤ちゃん・子どもの年齢に応じて使ってもいいアロマオイルがあります。刺激が強すぎるものは1歳を過ぎていても赤ちゃんに使うのは良くない場合がありますので、注意してください。

赤ちゃん・子どもにNGなアロマオイル

1歳まで … レモン、バジル、シダーウッド

2歳まで … ユーカリ、レモングラス、ローレル、シトロネラ

5歳まで … ローズマリー

6歳まで … ペパーミント

12歳未満の子どもには使わない方がいいアロマオイル

… ユーカリ、ローズマリーなどカンファーを含む刺激の強いオイル

… イランイラン、セージ、サイプレス、ペパーミント、マジョラム、ジュニパーなど香りが強いオイル

赤ちゃん・子どもにOKなアロマオイル

1歳未満でもOK … ラベンダー、カモミール

この二つは文献によっては原則使用不可の1歳未満でも使っても大丈夫だとされています。使う時はアロマディフューザーではなく、お湯に1滴垂らしてほのかな香りを楽しむといった感じで様子を見ながらにしてください。

1~3歳 … ラベンダー、カモミール、ティーツリー

12歳未満の子どもでも使えるアロマオイル

… マンダリン、ゼラニウム、サンダルウッド、タイム、シダーウッド、ネロリ、フラキンセンス、オレンジ、ユーカリ、ラベンサラ、ローズウッド、ベンゾイン、マートルなど

鼻づまりにぴったりなアロマオイル

赤ちゃんはよく鼻がつまりますよね。自分で鼻をかむこともできず辛そうにしているのは見ている方も辛いです。そんな時はアロマオイルを使って鼻づまりを楽にしてあげましょう。

鼻づまりに即効性のあるミント系のアロマオイルは赤ちゃんにはNGなので、オレンジのアロマオイルを使用しましょう。この時も芳香浴のし過ぎに注意です。

夜泣きにぴったりなアロマオイル

赤ちゃんの夜泣きにはラベンダーがぴったりです。ラベンダーは1歳未満でもOKとされるほど赤ちゃんにとって刺激が少ないので、安心して使えますね。ただアロマの濃さにはくれぐれも注意。ガーゼやハンカチに数滴垂らして、赤ちゃんの枕元に置いておくだけで効果的です。

ラベンダーの安眠・リラックス効果は大人にももちろん効果的なので、赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足・育児疲れをしているママにもいいですね。

子どもさんがある程度大きく(3歳以上)になってきたら、子供の情緒を安定してくれるアロマオイルで芳香浴をするのもOKです。ゼラニウム、ラベンダー、オレンジがおすすめです。

咳にぴったりなアロマオイル

咳を鎮める効果のあるユーカリ・ベルガモットがおすすめです。ベルガモットは柑橘系の香りがするアロマオイルで、リラックス効果もあります。ただユーカリは2歳未満の赤ちゃんには使わないでくださいね。

風邪・インフルエンザ予防

殺菌効果のあるティーツリー・ラベンダーがおすすめです。どちらも小さい赤ちゃんでもOKなアロマオイルなので安心して使えますね。

風邪が流行る前に家族が風邪を引かないようアロマディフューザーで殺菌しておくと、赤ちゃんに風邪が移らなくていいかもしれません。

便秘対策

ラベンダーカモミールを洗面器のお湯に1、2滴たらし、タオルを入れて絞り、お腹にあてて温めます。そして「の」の字を描くようにマッサージします。

年齢によっては、マッサージオイルにラベンダーとカモミールを入れたものを使ってもいいですが、まだ小さい場合は成分がきつすぎるなりすぎるのでキャリアオイルのみでマッサージしてください。

虫除け

市販の虫除けスプレーには有害な科学物質が含まれているため、赤ちゃんや子どもに使うのは心配ですよね。そんな時はアロマオイルで虫除けスプレーを作りましょう。

シトロネラ、レモングラス、ティートリー、ゼラニウムのどれかを8滴ほど無水エタノール10mlによく混ぜ、精製水もしくはミネラルウォーターで薄めれば完成です。

赤ちゃん・子どものいる家庭ではアロマにも神経質になってしまいますが、うまくアロマを利用できたらいいですね。

3.注意したいアロマオイルの使い方

赤ちゃんや子どもは大人よりも体が小さく、体の機能が不完全なため、いくら穏やかな効き目のアロマテラピーとはいえ間違った使い方をすると危険です。でも注意事項さえきっちりと守れば、赤ちゃん・子どもにも安全な使い方ができます。

大人にも子どもにもどちらにアロマオイルを使う時でも守ってほしい注意事項です。

1)品質

最近では百均でも手に入るアロマオイル。その成分もピンからキリまでといった感じです。安いものだと、オイルに合成香料で香りづけをしただけのものもあるんですよ。それでも一応アロマオイルという名前で売られています。そういったオイルでも香りを楽しむことはできますが、効果は期待できません。

なので、アロマオイルでアロマテラピーをする時は、100%天然成分できているか、また品名・学名・抽出部位・抽出方法がきちんと記載されているかを必ずチェックしてください。

2)香りのチェック

いくら身体にいい効果のあるアロマオイルでも匂いが好きになれないなら、使わない方が無難です。香りが気に入らないと効果もでにくいそうです。

香りを嗅いでみて、いい香り!と自然と心が明るくなるような香りが自分にあったものだという証拠です。効能だけでなく香りにも注意しましょう。

3)肌に直接つけない

アロマオイルは、たくさんの量のハーブを使って抽出された成分の濃いオイルです。そのためたった一滴でもとても刺激が強いんです。

お肌につける時はキャリアオイルと呼ばれるホホバオイルやアーモンドオイルなどの植物オイルで希釈してから使ってください。キャリアオイルは食用のものではなく、アロマテラピー専用のものを使ってくださいね。

また、顔に使う前にはパッチテストをお忘れなく。肌がかぶれないよう注意してください。

4)使用期限

アロマオイルはだいたい2年ほどが使用期限のものが多いです。劣化したアロマオイルでは効果がなくなるだけでなく、逆に毒性をおびることもあります。

まだ使えると思っても古くなったアロマオイルは使わないようにしましょう。購入する際にも、使用期限内で使いきれるようなサイズを選びましょう。アロマオイルは数滴しか使わないので、小さいサイズでも以外と長く使えます。よく考えて購入しましょう。

以上が一般的な注意事項です。せっかくアロマテラピーを楽しもうと思ってもアロマオイルの使い方を間違っては危険です。赤ちゃん・子どもにアロマオイルを使う場合はなおさら注意が必要ですので、しっかりと守ってくださいね。

4.最後に

赤ちゃん・子どもへのアロマオイルの使い方についてまとめてみました。まだ身体の機能が完全ではない赤ちゃんや子どもにもアロマオイルを使ってもいいのか、心配になりますよね。

まずは、アロマオイルの基本的な使い方を守って、成分の優しいアロマオイルを使ってくださいね。おすすめはラベンダーです!安眠効果がありますし、香りが優しいフローラルなので育児疲れのママにもおすすめです。

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