皆さん、こんにちは。パソコンに向かってお仕事する時間がますます増えて、目のしょぼしょぼが自分で改善できる限界を超えているように感じる、さくらです。眼科できちんと診察してもらおうかと悩んでいます。
そもそも、目の疲れ、眼精疲労でも眼科で診察してもらえるんでしょうか??目のしょぼしょぼくらいで病院に行って大丈夫なんでしょうか?追い返されて恥をかかないよう、調べてみたところ、「眼精疲労外来」というものがあるようです。目の疲れでも保険が適用されて、きちんと診てもらえるんですね。薬も処方してもらえるようですし、眼精疲労の治療に病院も使えるようです。
というわけで、今回は眼科で目のしょぼしょぼを治そう!をテーマに
「眼科での眼精疲労外来とは?」
「眼科で処方してもらえる眼精疲労のお薬・目薬」
「すぐに眼科へ行くべき危ない目の症状」
を中心にまとめていたいと思います。
1.眼科での眼精疲労外来とは?
目のしょぼしょぼ・目の疲れも眼科での治療が可能です。たかが眼精疲労とあなどらず、早めに治療しておくと、症状が悪化して治りにくくなるのを防げます。無理をして嫌な症状が続く前に、さっさと眼科で診てもらう方がいいかもしれませんね。
眼科に行く前に、眼精疲労のセルフチェックをしましょう。眼精疲労が疑われる症状には次のようなものがあります。
・目がしょぼしょぼする
・目が痛い
・目が充血している
・ドライアイ
・視界がぼやける、かすむ
・目がゴロゴロとして異物感がある
・まぶたがピクピクと痙攣する
・頭痛
・肩こり・首のこり
・吐き気
・不眠
いかがでしたか?当てはまる項目が多ければ、目が疲れすぎて眼精疲労になっている可能性が高いです。
では、眼精疲労外来では、どのように目の疲れを検査するんでしょうか?眼科では眼精疲労のチェックのために、いろいろな検査をします。
・視力検査 - 裸眼の視力と眼鏡・コンタクト着用後の視力
・視野検査 - 視野の範囲や視野が欠けていないかチェック
・眼圧検査 - 目の圧力がどれ位かチェック
・眼球の検査 - 目の向きや目の動きをチェック
・眼底検査 - 網膜や目の奥の血管に異常がないかチェック
・前眼部の検査 - 角膜、結膜、虹彩、水晶体などに異常がないかチェック
・ドライアイ検査 - 涙の量、目が乾燥するまでにかかる時間をチェック
・ピント調整検査 - 目のピントがあうかチェック
いかがですか?かなり細かく調べてもらえることがわかりますね。眼精疲労だと思っていた症状が、他の目の病気の症状の可能性もありますので、このように一通り調べてもらうと安心ですね。
検査の結果、目に異常がない場合、身体の他の場所が原因で眼精疲労が現れている可能性もあります。先生と相談しながら、詳しく検査してくださいね。
2.眼科で処方してもらえる眼精疲労のお薬・目薬
では、眼科で診察してもらうとどのような治療をしてもらえるのでしょうか?
1)不等像性眼精疲労と診断された場合
眼鏡・コンタクトの度数が合っていなくておこります。度数の調整をしましょう。度数があっていない眼鏡やコンタクトは疲れ目の原因になるので、度数を調整するだけで疲れ目が軽減する場合があります。
2)調節性眼精疲労
眼精疲労に一番多い調整性眼精疲労は、目のビント調整機能が悪くなっておきます。パソコン・スマホによる目の使い過ぎ、乱視や遠視、老眼が原因と考えられています。
目の調整機能を改善する「シアノコバラミン」配合の目薬や、目のピント調整機能のある「ネオスチグミン」配合の目薬、目の緊張を緩和する「トロピカミド」配合の目薬、ビタミンB12を補う内服薬「メコバラミン」などが処方されます。
3)筋性眼精疲労と診断された場合
目の周囲の筋肉の異常によっておこります。斜視などが原因です。
血流をよくする内服薬「アデノシン三リン酸二ナトリウム」などが処方されたり、斜視を治療する訓練や手術をする場合があります。
4)症候性眼精疲労と診断された場合
目の病気(ドライアイ、角膜炎、結膜炎、緑内障、白内障など)や、身体の病気が原因で起こります。
原因となる病気によって治療法が違います。一番多いドライアイが原因の場合、人工涙液という、防腐剤の入っていない涙に近い成分でできた目薬が処方されます。
5)神経性眼精疲労と診断された場合
ストレスによって自律神経が不安定になることでおこります。自律神経を安定させる内服薬「トフィソパム」が処方されます。
やはり眼科で検査してもらうと、眼精疲労といっても細かく原因がわかるので、症状にぴったりの処置をしてもらえますね。でももちろん、薬だけに頼らず、眼精疲労の原因を取り除くよう、生活改善をしてくださいね。
3.すぐに眼科へ行くべき危ない目の症状
目のしょぼしょぼのような危険ではない症状も眼科で見てもらえますが、すぐに眼科に行くべき危険な目の症状もありますので、この機会に是非覚えておいてください!
1.化学外傷
目に何か化学物質(毛染め液・脱毛剤・カビ取り剤・セメントなど)が入った時。特にアルカリ性は危険です。目を流水で10分以上洗って眼科に行きましょう。
2.物理的外傷
目に怪我をした場合。目は繊細な場所です。思っているより傷が深い可能性があります。すぐに病院に行ってください。
3.網膜動脈閉塞症
網膜に異常がでます。視力が急激に落ちる、視野が欠けるなどの症状がでます。
4.化膿性眼内炎
視力低下、かすみ、飛蚊症などの症状があります。白内障の手術後に発生する可能性があります。
5.裂孔原性網膜剥離
網膜が破れておこります。視野が欠ける、飛蚊症、霧がかかったように見えるなどの症状がでます。
6.急性緑内障発作
目の痛み、頭痛、充血、嘔吐などの症状がでます。
7.角膜潰瘍
視力低下、目の痛み、温度の高い涙などの症状がでます。
8.眼窩蜂巣炎
目の痛み、眼球突出、目のまわりが赤くなるなどの症状がでます。
9.頭蓋内病変
視野が狭くなる、ものが二重に見えるなどの症状がでます。他にも、脳梗塞、脳動脈瘤など脳の病気の可能性もありますので、至急病院へ行ってください。
10.流行性角結膜炎
目やに、充血、目の痛みがでます。緊急性はありませんが、感染力が強いので、周りの人に移してしまう前に病院にいきましょう。
いかがでしたか?これらにあてはまる症状があった場合は、手遅れになる前にすぐにかかりつけの病院に行ってくださいね。
4.最後に
今回は目がしょぼしょぼする症状を眼科で治そう!というテーマでまとめてみました。眼科にはあまり行く機会がない方も多いかもしれませんが、三十歳を過ぎたら、年に一度は眼科の定期健診に行くことをおすすめします。