末端冷え性で悩んでいる方の中で、子供にも遺伝するのではと心配している方が多いようです。さくらも娘がいるので気持ちがわかります。娘の足も生まれつきなのかさくらと同じでとても冷えているので、大丈夫かなと心配になります。
そこで今回は、
「冷え性・末端冷え性は子供に遺伝するの?」
「実はあった!冷え性・末端冷え性になりやすい体質」
「生まれつき低体温でも改善できる!」
といったトピックを中心にまとめてみたいと思います。
1.冷え性・末端冷え性は子供に遺伝するの?
親が冷え性だと子供にも遺伝してしまうのではと、心配されている方が多いと思います。娘の足が冷たいのは、さくらの末端冷え性も娘に遺伝してしまったのかなと思ったことがあります。
そもそも、なぜ冷え性が遺伝するといわれているのでしょうか。母親が冷え性だと、体内が冷えていて羊水も冷たくなっていて、その中で過ごす赤ちゃんも生まれつき冷え性になるという説があるんだそうです。でも、科学的な根拠もないし、冷え性といっても末端冷え性で上半身は冷えていない人もいると思いますし、この説の信憑性は低いように思います。
ただ、以前さくらのブログでも末端冷え性になる原因をまとめましたが、冷え性・末端冷え性になりやすい人の特徴というものがあります。(詳しくはこちらを参照してください。→末端冷え性はマッサージで改善☆冷え性は美肌の敵!冷え性改善のツボでリラックス効果も♪)
冷え性・末端冷え性になりやすい人というのは、筋肉があまりない、血流が悪い、代謝が低いなどといったものがあります。こういった身体の特徴は、親から子に遺伝します。生まれつき筋肉がつきにくい、代謝があがりにくい人はいますよね。
ということで残念ながら、冷え性・末端冷え性になりやすい身体の特徴は遺伝し、生まれつき冷え性・末端冷え性になりやすい人はいる、というのは真実だと思います。
でも、さくらがリサーチしたところ、冷え性・末端冷え性は遺伝より生活習慣に深く関わっているといわれています。遺伝ではなく生活習慣なら、子供の冷え性も改善できますね!
親が冷え性の場合、冷え性になる生活習慣をしているということなので、子供は親と同じ生活習慣になりやすいので、冷え性になる可能性が高いですよね。冷え性体質が遺伝するというより、冷え性になる生活習慣を引き継いでいるということです。
子供の冷え性は、冷え性体質の遺伝より生活環境がキーポイントだとわかったところで、子供にとって冷え性になりやすい生活習慣とはどのようなものがあるのでしょうか?
・エアコンが効きすぎた部屋で過ごす
・アイス・ジュースをたくさん摂取する
・添加物の入った食品を頻繁に食べる
・夜更かし
冷えすぎた部屋で過ごすと大人より身体の小さな子供の方が影響を受けやすいです。また、子供の好きなアイスやジュースも胃腸を冷やしてしまいますので、大人が制限をして食べ過ぎ・飲み過ぎがないよう注意した方がいいですね。
最近では、離乳食もレトルトのものがたくさん売られています。でも長期保存が可能な離乳食には、保存料などの添加物が含まれています。添加物が多く含まれた食事は、血液をドロドロにしてしまい、血行が悪くなります。できるだけ自然の食べ物をあげたいですね。
また、夜更かしは自律神経を乱れさせ、体温調節がうまくいかなくなります。最近の子供たちは大人の生活リズムと同じように生活していて、遅くまで起きている子が多いようです。でもやはり子供は早く寝かせた方がいいですね。
2.実はあった!冷え性・末端冷え性になりやすい体質
冷え性・末端冷え性には遺伝より生活習慣の方が影響が大きいというお話をしましたが、そうはいっても自分は生まれつき冷え性になりやすい体質なのかどうか気になりますよね。
<生まれつき冷え性になりやすい人>
1)アジア人
欧米人に比べると体格の小さいアジア人は、元々農耕民族ですので、狩猟民族のように獣と戦う必要がないため、筋肉が欧米人ほど発達していません。
欧米人はアジア人に比べて、筋肉質で身体が大きい人が多いですよね。生まれつきそういう体格の人は、熱を作り出しやすいため、冷え性にはなりにくいです。脚の筋肉が発達していると、足先まで血流がうまく送り込まれるので、末端冷え性にもなりにくいです。
アジア人は、生まれつき冷え性・末端冷え性になりやすいと言えます。
2)女性
女性は男性より生まれつき筋肉が少ないため、熱が作られにくいです。筋肉が発達していないと、血液の運搬もうまくいきません。
そのため、冷え性・末端冷え性で悩んでいるのは男性より女性が多いんですね。
3)低血圧・低体温
低血圧・低体温は遺伝する可能性がある体質です。どちらも、血行が悪くなりやすいので、冷え性・末端冷え性になりやすい生まれつきの特徴と言えます。
このブログを読んでいる方は日本人女性が多いと思うので、3つともにあてはまっている人も多いんじゃないでしょうか。何を隠そう、さくらもそうです。生まれつき冷え性・末端冷え性になりやすいなんて悲しいですね…
でも自分の体質を恨んでも仕方がないですし、生活習慣を改めて冷え性・末端冷え性を改善しましょう!

3.生まれつき低体温でも改善できる!
低体温の人は、残念ながら冷え性・末端冷え性になりやすいとお伝えしました。でも、朗報です!生まれつき低体温の人も改善方法があるんです。
まず、改善方法の前に、低体温の定義から。私達の体温は通常、36.5℃~37.5℃の間に保たれています。最近では体温が高いはずの子供でも36.5℃に達しないことがあるそうです。できれば36.5℃以上あるのが望ましいですが、低体温とは36℃に体温が満たないことを言います。
体温が低いと免疫力が落ちてしまい病気やアレルギー、肌荒れの原因になると、さくらのブログでもお伝えしました。(詳しくはこちらを参照。→美容健康の敵!末端冷え性・胃腸が冷える内臓型冷え性を改善しよう!)
免疫力は体温が1℃下がると30%も落ちてしまうんです。更年期障害、身体のコリ、不眠なども引き起こします。また、ガン細胞は36℃未満の体温で、活性化され増殖するそうです。こわいですよね。低体温がとても危険で、体温を高く保つことがとても大切だとわかっていただけたと思います。
では、低体温の改善方法についてみていきましょう!
1)入浴
冷え性・末端冷え性改善で再三お伝えしてきている、入浴の重要性。湯船に約10分つかると、体温が約1℃上がります。毎日湯船につかるのを習慣にしましょう!
2)軽い運動
運動をすると血行もよくなりますし、代謝も上がり、体温も上がります。ウォーキングや階段の上り下りなどを習慣的に行なうことが大切です。
また、脚の筋肉を鍛えるスクワットもオススメです。太ももには大きな筋肉があるので鍛えると代謝が上がり、熱が作られやすい身体になりますし、脚の血行がよくなると末端冷え性改善にもなります。
3)カイロ・腹巻・湯たんぽ
身体を温めるグッズを使いましょう!最近はお洒落なハラマキもありますし、レンジでチンする湯たんぽのゆたぽんもオススメです♪
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4)起床後・就寝前に白湯を飲む
朝は体温が下がっているので、冷たいものを飲むとさらに体温が下がります。白湯で身体の中から温めましょう。また、寝る前に白湯を飲むと身体が温まる上に、寝付きもよくなりますよ。
4.最後に
今回は冷え性・末端冷え性は遺伝するのか?!生まれつき冷え性・末端冷え性になりやすい体質の人はいるのか?!について掘り下げてみました。
日本人女性は生まれつき冷え性・末端冷え性になりやすいという残念なことがわかりましたね。でも低体温も冷え性も改善できます!
できるだけ冷えない生活習慣にして、免疫力をアップしましょう!