末端冷え性で足先は冷えているのに、暑がりで汗っかきの方はいませんか?さくらもそうなんです。夏はとても汗をかきます。汗っかきなのは代謝がいいからだと思っていたんですが、実はそうではなく、末端冷え性が原因のことがあるそうです。
なぜ冷え性なのに、暑がり・汗っかきになってしまうんでしょうか??それには、自律神経の乱れが関係しているようです。
また、冷え性なのに暑がりで汗っかきな人は「冷えのぼせ」が起こっていることがあるそうで、冷えのぼせは冷え性でもかなり重度な症状なんだそうです。怖いですね…
これはきちんと調べて、冷え性も暑がり・汗っかきも改善したいところです。
ということで今回は、
「末端冷え性・暑がり・汗っかきの三重苦はなぜ起きる?!」
「重度の冷え性、冷えのぼせの原因と改善法」
「自律神経を整えれば、冷え性も暑がり・汗っかきも改善!」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.末端冷え性・暑がり・汗っかきの三重苦はなぜ起きる?!
冷え性のイメージといえば、身体が冷えて寒がり。末端冷え性の場合、手足が冷えて冷たくなっていて、冷えているというイメージですよね。
そのため、暑がり・汗っかきとは、程遠いと思われがちです。でも実は、末端冷え性の人は、暑がりで汗っかきの人が多いんです。なぜでしょうか??
末端冷え性の人は手足が冷たく、体温が低いです。エアコンで例えると、設定温度がかなり低い温度でセットされている状態です。エアコンの設定温度を低くしておくと、少し気温が上がっただけで、部屋を冷やそうとエアコンが作動しますよね。
それと同じで、末端冷え性の人も少し体温が上がっただけで、脳が過敏に反応してしまい、体温を下げるために汗を出すよう指示をします。そのため、普通の人より、暑がりで汗っかきになるというわけです。
逆に、新陳代謝がよく体温が高い人は、それほど汗をかかないんです。外の気温の影響で少し体温が上がっても、元々の体温が高いので身体が反応しないということです。
実は、体温が1度上がると、免疫力が約5倍、基礎代謝も10%以上上がるといわれています。それ位、体温を下げないことというのは大切なんです。
末端冷え性で身体が冷えて体温が下がった状態でいると、ますます汗をかきやすくなってしまい、いつまでたっても体温があがらず、健康にも美容にもとても良くない状態です。
また、最近は毎年猛暑が続いているので、暑がり・汗っかきだと、身体は疲れてだるくなるしし汗は不快だし、しんどいですよね。室内の冷房も末端冷え性を悪化させ、冬だけでなく夏でも手足が冷えて、とてもきついと思います。
そんな末端冷え性が原因の暑がり・汗っかきを改善するためには、末端冷え性を改善することが大切になります。
食生活、軽い運動、マッサージなど、色々さくらのブログでもまとめてきたので、よかったら参考にしてくださいね。
今回は特に、末端冷え性で暑がり・汗っかきの場合について、改善法を次にご紹介したいと思います。
2.重度の冷え性、冷えのぼせの原因と改善法
末端冷え性で暑がり・汗っかきの人は、冷えのぼせと言われる症状が出ている可能性があります。
冷えのぼせとは、下半身は冷えているのに、上半身は熱がこもってのぼせてしまう状態を言います。実は、重度の冷え性の症状です。
上半身と下半身の体温さが大きくなってしまうので、身体にもよくありません。冷えのぼせになると、頭がぼーっとしたり、頭痛が起きることもあります。身体にいい状態ではありませんので、改善しないといけないですね。
1)冷えのぼせの原因
・自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、体温調節や血行の流れをうまくコントロールできなくなり、冷え性になったり、汗を過剰にかいたりしてしまいます。
自律神経は、ストレス、室内と屋外と温度差、更年期などのホルモン分泌量の変化、などが原因で乱れてしまいます。自律神経を整える方法はのちほど詳しく説明します!
・骨盤のゆがみ・おしりの筋肉の劣化
骨盤とは腰の下あたりにある大きな骨ですが、下半身・上半身をつなぐ働きをしています。
骨盤は、姿勢の悪さ、身体の歪み、出産などが原因で歪んでしまうことがあります。骨盤が歪むと下半身への血流がとどこおり、血行が悪くなります。
また、長時間座って作業する人や、運動不足、老化によって筋肉をあまり使わずにいると、おしりの筋肉が落ちたり、硬くなったりして劣化してしまいます。
すると、お尻の下にある坐骨神経が圧迫され、血行がわるくなってしまい、下半身が冷えてしまいます。
2)冷えのぼせ・末端冷え症改善法
・身体を冷やさない!温める!
冷えのぼせの症状がでて、身体が熱くい時、ついついやってしまいがちなのが身体を冷やすことです。
特に、熱中症対策としてやっている人も多い、首回りを冷やすこと。これは冷えのぼせの人には逆効果です。首には太い血管やリンパ管が通っているので、体温を下げるのには効果的ですが、血流・リンパの流れが悪くなってしまうので、末端冷え性の人がするとますます冷え症が悪化してしまいます。
冷えのぼせ・末端冷え性のひとは、むしろ身体や首を温める方がいいそうです。血流がよくなるので、上半身にたまった血液が下半身にもうまく流れて、冷えのぼせ・末端冷え性の症状が穏やかになります。
・軽い運動
汗をかく習慣をつけましょう。日頃から身体を動かすことを心がけて、血行をよくし、体温をあげましょう。
お風呂、岩盤浴、サウナなどで体温を上げて汗をかくのも効果的です。
・ストレッチ
先ほど説明したように、骨盤・おしりの筋肉は冷えのぼせ・末端冷え性改善に大切なパーツです。簡単にできるストレッチをご紹介します。
<お尻のストレッチ>
1.膝を立てて仰向けに寝る。
2.おしりの下の痛いと思うところにテニスボールやゴルフボールをおく。
3.痛い部分がほぐれるように軽く身体をゴロゴロと揺らす。
こうすることで硬くなったおしりの筋肉がほぐれますよ。
<骨盤歪み改善ストレッチ>
1.右脚を曲げて身体に引き寄せて仰向けに寝る。
2.左手で右脚を左側に倒す。
3.右手は肩の高さで横に伸ばす。顔は右側に向ける。
終わったら、左脚に交代です。こうすると、腰がねじれて伸びるのが感じてもらえると思います。
・ストレス解消
ストレスは万病の元です。ストレスで胃に穴があくこともあれば、自律神経が乱れてしまうこともあります。冷え症の原因にもストレスは大きく関わっています。
毎日できるだけハッピーに過ごせるよう、自分をいたわる時間を作ってください。趣味に没頭する、人と話す、お風呂でリラックスする、ペットとふれあう、など何でも構いません。

3.自律神経を整えれば、冷え性も暑がり・汗っかきも改善!
自律神経が身体を健康な状態に保つのに大切だとお伝えしました。ストレスなどの外的要因で乱れやすく、冷え性や汗っかきにも影響しているいということもお伝えしました。
では、そんなデリケートな自律神経を整えるにはどんな方法があるんでしょうか??
自律神経は筋肉やお肌と違って、直接調整できるものではありません。基本的には身体が自動的に調整を行なってくれています。(自律神経について詳しくはこちらを参照ください。→もしかしてうつかも?!目がしょぼしょぼする原因と鬱・自律神経失調症の関係)
自律神経には、身体を活動モードにする交感神経とリラックスモードにする副交感神経があります。自律神経が乱れている時、だいたい交感神経が過剰に働いて副交感神経がうまく働いていない状態になっていることが多いです。つまり、身体が休まっていない状態です。
なので、乱れた自律神経を整えるには、副交感神経を働かせて身体をリラックスモードにすることが大切です。
では、どうやって副交感神経を活性化することができるのでしょうか??
1)呼吸
呼吸は自律神経が調節して行なっています。そして、自律神経が調節しているものの中で、呼吸が唯一自分でもコントロールできます。
副交感神経を優位にするためには、ゆっくりと深い深呼吸を行なってください。
緊張している時に深呼吸をすると落ち着きますよね。また、ヨガや瞑想でも意識して深い呼吸をするように言われているのは、副交感神経を活性化するためなんです。
2)食べ物
食物繊維が多い食べ物、刺激の強い食べ物、発酵食品、水分を摂るようにこころがけてください。
・食物繊維が多い食べ物・・・納豆、ごぼう、玄米、きのこ類、海草、小豆、インゲン豆、オートミール
食物繊維は消化に時間がかかるので、腸内を時間をかけて通ります。腸内で食べ物を消化する時は、副交感神経が優位になるので、腸内での滞在時間が長ければ長いほど、副交感神経がよく働きます。
・刺激の強い食べ物・・・お酢、レモン、梅干、唐辛子、わさび
辛い、酸っぱい、苦い食べ物が体内に入ってくると、排出しようとして副交感神経が働きます。
・発酵食品・・・味噌、醤油、納豆、ヨーグルト、キムチ
発酵食品は腸内環境を整えて副交感神経を優位にします。
・水分
水分を多く摂ると、泌尿器系を刺激し、副交感神経が優位になります。
3)お風呂の入り方
バスタイムは睡眠の次に副交感神経が優位になる時間です。効果的なお風呂の入り方は、38~40度のややぬるい温度のお湯に、あまり長く入りすぎず、食後1時間以上経ってから、寝る1時間前以内に入るのが理想的です。
身体が気持ちいいと感じてリラックスできるように過ごすことが大切です。
4)睡眠
深い睡眠は副交感神経が優位になっている時間です。ただ、ストレスを抱えたまま眠ったり、寝る直前までスマホをいじっていたりすると、交感神経が優位になったままになってしまい、疲れが取れません。
お風呂でリラックスした気分のまま、布団に入ってください。今日あった嫌なことを思い出したりしてはだめですよ。楽しいことを考えて寝てくださいね。
5)軽い運動
ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳などの自分のペースでできる軽い運動が副交感神経の働きをよくするのに効果的です。
筋肉をつかって血行もよくなるので、身体に溜まった老廃物がでていきやすくなりますし、冷え性改善にもお勧めです。
6)マッサージ
マッサージでリラックスするのもおすすめです。凝り固まった身体をマッサージでほぐすと、血行がよくなり、自律神経も整います。
マッサージをしてもらっていると眠くなることがありますよね。あれは、副交感神経が優位に変わって、身体がリラックスモードに入った証拠です。
プロのマッサージを受けるのがお勧めですが、お金もかかるので、アロマオイルを使ってセルフマッサージをしたり、湯船の中で疲れた場所を揉みほぐすのもいいですね。
4.最後に
今回は末端冷え性なのに暑がり・汗っかきになってしまう原因についてまとめてみました。
健康オタクのさくらは食べ物やサプリメントにとても気を配っています。それなのに末端冷え性や冷えのぼせの症状が改善せず、なんでだろうと思っていました。
今回いろいろと調べた結果、運動不足と自律神経の乱れが原因じゃないかと思います。ストレスがたまってリラックスできなくなることがよくあるんです…
現代はストレス社会なので、さくらのように自律神経が乱れが原因で体調が悪くなっている人は多いんじゃないかと思います。毎日忙しいと思いますが、リラックスできる時間を作って、身も心も休ませてあげてくださいね。