夏でも足が冷たいような冷え性の方や、妊活をしている女性の間ではすでに、有名かもしれませんが、足の冷えを取るための冷えとり靴下というものがあります。
さくらは、女優の吉田羊さんが冷えとり靴下をやっていると聞いて、どんなものか調べて冷えとり靴下の存在を知りました。冷えとり靴下は、名前の通り、基本的には足が冷たい冷え性で悩んでいる人のため、足の冷えを取ってくれる靴下です。
ただ、それだけではなく、他にも色々なメリットパワーがあり、体の毒素を吸い出してくれるデトックス効果もあるそうなんです。冷えだけでなく毒素も取ってくれるなんて、すごいですよね。さくらも俄然冷えとり靴下をやりたくなっています。
ということで今回は、
「冷えとり靴下の基本!選び方・履き方」
「冷えとり靴下で冷え性は改善できる?!」
「冷えとり靴下のすごいところ」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.冷えとり靴下の基本!選び方・履き方
冷えとり靴下には最低4足の靴下が必要です。その4足の靴下を重ねて履きます。もっとたくさん重ねて履いてもいいんですが、とりあえず基本の4足から始めてみましょう。
履く順番は
1)五本指の絹(きぬ)の靴下
2)五本指の綿(めん)の靴下
3)普通の絹の靴下
4)普通の綿の靴下
という4種類の靴下を重ねて履きます。なぜ、絹・綿の靴下がいいのか、なぜ五本指靴下を最初に履くのか、ご説明しますね。
1)絹
絹でできた衣類は、夏は涼しく、冬は暖かいという特徴があります。これは、絹の持つ保温能力のためで、そのため絹には、「生きた繊維」と呼ばれています。そんな絹には、毒素を吸い取り外に吐き出す力もあるんです。そのため、一番初めに絹の靴下を履きます。
2)綿
絹が吸い取った毒素を吸収するのが、二枚目に履く綿の靴下です。絹の靴下が毒素を吸い取って、それを綿の靴下が吸収するという、この組み合わせが冷えとり靴下の効果の源です。
この絹と綿のダブルパワーで、冷えだけでなく、毒素も吸い取ってデトックス効果が期待できます!
実は、冷えとり靴下では天然素材の靴下であれば、綿以外でも問題ありません。綿以外だと、麻、ウールなどがあります。でも一番手に入りやすくリーズナブルなのは綿だと思いますので、綿が一番いいんじゃないかなと思います。
3)五本指靴下
冷えとり靴下では、五本指靴下と普通の靴下を使いますが、五本指靴下のいいところは、足の指の間から出る毒素を一本一本りっかりと吸収してくれるところです。指の間から出る毒素ももれなく吸い取ることで高いデトックス効果があります!
4)枚数
絹→綿→絹→綿の順に重ねて履くのが基本で、それによって、冷えと毒素を取り除きます。体調に合わせて、もっとたくさん重ね履きをしてもいいですし、五枚目以降は化学繊維のものでも大丈夫です。
5)履く時間
とにかく好きなだけ履いて大丈夫です。デトックス効果をたくさん得たい人は、入浴時以外、ずっと履いておいて、一日数回交換するのがいいそうです。就寝中は特に足から汗をたくさんかいて毒素も出やすいので冷えとり靴下を履いて寝るのがオススメです。
これで基本的な冷えとり靴下の仕組みがわかっていただけたと思います。購入できる場所は、通販や無印良品でも売っています。冷えとり靴下スターターセットとして、靴下4足がセットになったものもあるので、ビギナーにはいいかもしれませんね。
2.冷えとり靴下で冷え性は改善できる?!
冷えとり靴下のいい所を説明してきましたが、冷えとり靴下には、デメリットはないのでしょうか?
残念ながらあります。冷えとり靴下を実践している人はたいてい足が冷たいことで悩んで、その冷え性を改善したいと思って冷えとり靴下に手を伸ばしたと思います。
でも冷えとり靴下にも、足が冷たい冷え性を治す上で、マイナスポイントがあるんです。
1)温め過ぎる
冷えとり靴下で一日中足を温めていると、足が本来持つべき足を温める力が弱まってしまいます。そのため、冷えとり靴下を履いている時は靴下の力で温かいけれど、靴下を脱ぐとすぐに足が冷たい元の状態に戻ってしまう…そんなことが起こってしまいます。
本来なら、熱を作り出さないといけないくらい足が冷たいのに、冷えとり靴下の保温性で足が温かいと勘違いしてしまって、熱を作り出そうとしなくなってしまうんですね。
足が冷たい冷え性さんにとって、冷え性改善の大きなマイナスポイントです。
2)血流が悪くなる
靴下を何枚も履くと、当たり前ですがモコモコとするので、足の指や足首が動かしにくくなりますよね。足の指の曲げ伸ばしも難しくなります。
裸足でいる時に比べると足の締め付けもきつくなってしまいます。これも足が冷たい冷え性さんにとってはマイナスポイントです。
冷え性の場合、血行が悪く足先の末端にまで血液が流れていかないことが問題なので、血行を良くし血流を改善する必要があります。にも関わらず、靴下を何枚も履いて足の動きを阻害するのは、冷え症改善にはよくありません。
対処法
では、そんなデメリットを解消するためにはどうすればいいでしょうか?
・履きすぎない
たまに冷えとり靴下をお休みして、足が熱を作る力を増加させる期間を作ってあげてください。足が冷たいまま放置するのはよくありませんが、たまには足自身の力で温まることができるよう訓練する時間を作ってあげてください。
・足のマッサージ・体操
足の動きが悪くなっているので、足の指を一本ずつマッサージでほぐしたり、足をグーチョキパーにして体操をしたりしてください。
足首をぐるぐる回す足首回しも足の血行をよくするのでオススメです。
冷え性改善の運動については詳しくはこちらを参照→筋トレで末端冷え性を改善しよう!簡単なストレッチ・エクササイズで運動不足解消!
・体の内側から冷え性対策をする
食べ物に気をつけて、内側から冷え性を改善しましょう。足が冷たい体質は、靴下だけでは治りません。体質改善が必要です。体の内側からの冷え性改善を心がけてください。
体を温める食べ物については、以前ブログでまとめたので、よかったら参考にしてください。→末端冷え性改善に効果的な飲み物・食べ物は何?アルコールの上手な摂り方は?
・冷え性になりにくい生活を送る
生活習慣を改めることも大切です。半身浴をする、ストレスがたまらないようにする、といった冷え性になりづらい生活を送ることも大切です。
冷え性とストレスの関係はこちらを参照→冷え性・末端冷え性はうつと深い関係あり!身体の冷えは心の冷えかも
3.冷えとり靴下のすごいところ
冷えとり靴下のメリット・デメリットがわかってもらえたところで、それでも冷えとり靴下をオススメしたい理由があります。
化粧品を変えたり、サプリメントを飲み始めたり、生活改善を行ったときに、症状が良くなる前に悪くなることがあります。それは一般的に好転反応と呼ぶのですが、東洋医学では、瞑眩反応(めんげんはんのう)と呼ばれています。
冷えとり靴下を始めるとこのめんげんが出てくることもあります。めんげんは、人によって出方がいろいろあって、湿疹がでたり、胃腸の調子が悪くなったり、熱が出たり、体がだるくなったりします。
そんなめんげん反応で冷えとり靴下に穴が開く場合があります。穴が開くのは、摩擦ですれやすい4枚目の靴下ではなくて、3枚目の絹の靴下が多く、体から出た毒素によって絹糸が溶けて穴が開くそうです。
そしてその穴が開いた場所で体のどこが悪いかわかるそうなんです。穴が開く場所と体の悪い場所との関係は次の通りです。
足の甲→消化器系の内臓
くるぶし・足の裏→腎臓
親指の内側・薬指→肝臓
親指の外側→消化器系の内臓、脾臓
人差し指→肺、大腸
中指→心臓、小腸
小指・かかと→腎臓、膀胱、生殖器
穴が開いた場所で自分の不調の箇所がわかるなんて不思議ですね。それだけ足にはツボがたくさんあって、毒素がでやすいということのようです。
また、穴が開かなくても、めんげん反応が出ていることはありますので、冷えとり靴下を始めて、調子が悪くなっているところがないか自分の体調をいつも以上に注意してください。
4.最後に
今回は足が冷たい冷え性さん達に大人気の冷えとり靴下をご紹介しました。でも説明した通り、冷え性の方以外にも是非やってもらいたい健康法です。
冷えは美容・健康の大敵ですし、体調が悪い時や足が冷たくなりやすい冬に備えて、冷えとり靴下セットを準備しておいてもいいかもしれませんね。さくらも早速、冷えとり靴下試してみたいと思います。