体を温める飲み物シリーズ第2段です。前回はノンカフェインのお茶とほうじ茶をご紹介しましたが、今回はさくらも大好きなココアです。
ココアは、甘くて美味しいですし、好きな方が多いんじゃないでしょうか。そんな美味しいココアに体を温めるほかに、色々と女性にうれしい効果があるんです♪興味がありますよね~
ということで今回は、
「ココアで冷え性改善!」
「ココアが持つ13の効能」
「効果的なココアの飲み方」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.ココアで冷え性改善!
最近、低体温の女性が増えているそうです。低体温の定義とは平熱が36度以下の人のことで、体温が低いと免疫力も下がってしまいますし、代謝も下がり太りやすくなり、冷え性になって血行が悪くなり、栄養が体の隅々まで行き届かなくなってしまい、美容にも健康にもいいことが何もありません。
冷えは百害あって一利なし!です。ココアを飲んで改善しましょう。ココアというと、砂糖が含まれていて太ると思って、避けている人もいるかもしれませんが、それは誤解です。
市販のココアには砂糖が入っているものが多いのでそのように思う人がいるかもしれませんが、「純ココア」や「ココア100%」のものを選べば、砂糖は入っていないので、ダイエット中の方も安心して、ココアを飲んでいただけます。
まずは、ココアがなぜ冷え性改善に効果的なのでしょうか??
皆さんご存知の通り、ココアはチョコレートと同じで、アフリカが原産地のカカオの実を粉末にした飲み物です。基本的に、寒い地方で採れたものは体を温め、逆に暑い地方で採れたものは体を冷やすのですが、カカオはなぜ体を温めるのでしょうか?
実はカカオは、収穫されたあと出荷前に一週間ほど発酵させるそうなんです。カカオはチーズや醤油、味噌などと同じ発酵食品なんですね。発酵食品は体を温めるので、カカオも体を温めるという訳です。
そんなカカオ豆には、カカオポリフェノールという成分が含まれています。ポリフェノールといえば赤ワインが有名ですが、カカオのほうが赤ワインよりポリフェノールが多く含まれているんですよ。
そんなカカオ豆に含まれるカカオポリフェノールは血管を強くしたり、拡張させる成分が含まれています。そして、他の体を温める飲み物に比べて、手足の先の末端まで温める効果が高いんです。その上、体温を保つ効果も高いので、一度温まった体はなかなか冷たくなりません。すごいですね!
しかもそんなカカオが原材料のココアは、コーヒーや紅茶と違ってカカオ豆をすりつぶして粉にしたものです。コーヒーや紅茶の場合、葉と豆から抽出して飲むので、葉と豆は出がらしとして残ってしまい、有効成分を全て摂ることはできませんが、その点、ココアはカカオの有効成分をそのまま残すことなく摂取することができるのも、ココアの利点です!
2.ココアが持つ13の効能
ココアに体を温める作用があり、冷え性改善に効果的だということはわかっていただけましたが、他にはどんな効能があるのでしょうか?
まずは、ココアに含まれる栄養素から。
たんぱく質、脂質、糖質、食物繊維、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、鉄分、亜鉛
が含まれています。体に必要な栄養素がいろいろ含まれていますね。
では、それぞれの栄養素とココアの効能を見ていきましょう!
1)冷え性改善
先ほどお伝えした通り、他の飲み物に比べて体の温度の上昇が大きく見られたという実験データがあります。
2)美肌効果・アンチエイジング
シミやしわ、お肌の老化は活性酸素によって体がさびていくのが原因でおきます。いわゆる老化ということですね。その活性酸素を除去する効果がカカオポリフェノールには含まれているんです。
また、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、鉄分、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれているので、美肌作りに最適です。
美肌を維持していつまでも若々しくいたい女性にはココアはオススメの飲み物です。
3)便秘解消
ココアに含まれる食物繊維は、なんとゴボウより多いんです。ゴボウといえば、食物繊維が多くて便秘解消にぴったりのお野菜ですが、そのゴボウよりココアの方が食物繊維が多いんですよ。
また、ココアに含まれるリグニンという成分が、腸内で善玉菌を増やす働きをします。腸内環境を整えてくれるんですね。まさしく便秘解消にもってこいです。
4)ストレス解消・リラックス効果
カカオにはテオブロミンという成分が含まれていて、テオブロミンは抗ストレス作用があります。ストレスがたまった時に、チョコを食べたりココアを飲むとほっとするのはそのせいだったんですね。
また、カカオポリフェノールを摂取しておくと、ストレスを受けてもダメージが少ないとも言われています。ストレス耐性が強くなるそうです。
5)ダイエット
ポリフェノールの働きで、代謝がアップし、脂肪をエネルギーに変えやすい作用があるので、ダイエット効果も期待できます。
また、ココアを飲むと空腹感が治まるので、小腹がすいた時の間食防止にもぴったり!しかもリラックス効果でダイエット時のイライラも軽減してくれるので、最強のダイエットドリンクと言えます。
6)感染症予防
ココアを飲むと自然免疫力がアップするというデータがあり、インフルエンザの感染予防に効果があるそうです。
7)虫歯予防
緑茶などに含まれるカテキンには虫歯予防効果があることは知られていますが、カカオにはそれ以上に虫歯を予防する効果があるそうです。また、ある実験では、虫歯に感染したラットの虫歯の進行が遅くなったという結果もあるそうです。
8)体臭改善
体臭がひどくなるのは体が酸性に傾いてしまっている時です。カカオには抗酸化作用を持つアルカリ性食品なので、体臭を抑える作用があります。
9)動脈硬化予防
カカオポリフェノールには、コレステロールがたまりにくくしたり、コレステロールが酸化し動脈硬化が進むのを抑えるというデータがあります。
10)胃炎・胃潰瘍・胃がん予防
ココアには胃炎・胃潰瘍・胃がんの原因の一つと考えられているピロリ菌を協力に殺菌する効果があります。また、食中毒を引き起こす病原性大腸菌O-157の増殖を抑える作用があります。
11)アレルギー改善
ココアにはアレルギーの原因と考えられている活性酸素の過剰な働きによる免疫異常を抑える効果があります。
12)脳の活性化
ココアを飲むと脳の記憶に関わる部位である海馬が活性化し記憶力がアップし、ココアの香りで集中力・注意力もアップするそうです。
13)傷の回復
ポリフェノールには皮膚の再生、炎症抑制の作用があります。そのため、傷を早く回復させてくれます。また、皮膚の再生に必要な亜鉛も多く含まれているため、傷の回復が早くなります。
いかがでしたか??ココアの効能がものすごくたくさんあることがわかっていただけたと思います!それほどカカオにはすごいパワーが含まれているんですね^^
ココアといえば、冬の飲み物のイメージがありますが、こんなスーパードリンクを冬しか飲まないなんてもったいない!一年を通して定期的に飲みたいですね。

3.効果的なココアの飲み方
では次は、そんなココアをより効果的に飲む方法をご説明します。
1)飲むタイミング
ココアを飲むタイミングはいつがいいでしょうか?ココアを飲むタイミングで効果も変わってきます。
・朝起きてすぐ
体が温まるので代謝がアップします。冷え性改善、ダイエット、便秘解消に効果的!
朝の空腹時にココアを飲むと、栄養の吸収も高く、ココアの効能をいろいろと享受できると思いますので、一番オススメは朝起きてすぐの朝ココアです!
・食事の代わり・空腹時
ダイエット目的の方にオススメです。満腹感をえられ、整腸作用もあるので、ダイエット中の置き換えとして、一食をココアにするのもいいと思います。
・夕食後・寝る前
脂肪をエネルギーに変える作用とリラックス作用が期待できます。夕食を贅肉として蓄えたくない時や、リラックスしてゆっくり眠りたい時にオススメです。
2)注意
・飲み過ぎ
ココアを飲む時、たいてい牛乳や豆乳で割って飲むと思います。牛乳や豆乳にもカロリーはありますし、ココア自体にも脂肪などが含まれています。
飲み過ぎるとカロリーオーバーで太ってしまうこともあるので、一日1~2杯にしましょう。
・白砂糖を入れる
せかっく体を温めるココアを飲んでも、体を冷やす作用のある白砂糖を入れてしまっては意味がありません。
甘みがほしい場合は、黒砂糖、はちみつ、カロリーゼロのステビアなど白砂糖以外のものを使ってくださいね。
4.最後に
今回は体を温める作用だけではなく、いろいろな効能のあるココアについてまとめてみました。ココアが体にいいことは知っていましたが、ここまでいろいろ効果があるとは正直知りませんでした!
さくらは毎年冬には、純ココアを豆乳で割ってソイココアを楽しんでいるんですが、これからは冬だけではなく年中ココアを飲もうと思います。