こんにちは。アロマが大好きなさくらです。今回のブログも最近注目しているユーカリについてです。ユーカリにアロマオイルがあるって知っていますか?しかもユーカリのアロマには何種類かあるって知っていますか?
多分ほとんどの人にとってユーカリと言えば、コアラの食料というイメージが強いと思います。さくらもそうでした^^ユーカリは、動物園でコアラがムシャムシャと食べているのを見たことがあるだけで、それ以外では見かけたことがありませんでした。
でも、ユーカリはアロマオイルとしてとても効果効能が色々とあり、コアラだけに独占させておくのはもったいない植物です。
この記事でわかること...
「実は種類が豊富なユーカリのアロマオイル」
「ユーカリアロマの種類ごとの特徴」
「ユーカリアロマの種類別オススメの使い方」
1.実は種類が豊富なユーカリのアロマオイル
ユーカリはコアラが食べていることからもわかるように、オーストラリアが原産の樹木です。古くからオーストラリアの原住民アボリジニーが傷薬としてユーカリの葉を利用していました。そんなユーカリは何と700種類もあるそうです。そんなにたくさんあるとは思ってもみませんでした。
そしてそのうちアロマオイルとして使われているのは5~6種類ほどです。どれも水蒸気蒸留法という方法で葉からオイルを抽出しますが、香りや刺激の強さ、効果効能に違いがあり、それぞれに個性があります。
最も有名で一般的にユーカリとして販売されているのが「ユーカリ・グロブルス」、そして虫除けとして使える「ユーカリ・シトリオドラ」、刺激が少なくお年寄りや子供にも使いやすい「ユーカリ・ラディアータ」が、ユーカリアロマの代表的な3種類になります。
ラインナップが充実していて種類を豊富に扱っているアロマオイルのお店に行けば、もう少しユーカリの種類が見つかるかもしれません。フルーティな香りが特徴の「ユーカリ・スタイゲリアナ」、ミントの香りがわずかに感じられる「ユーカリ・ケモタイプ・ペパーミント」があるかもしれません。
ケモタイプというのは、同じ種類で同じ学名を持つ植物でありながら、育った土地、土壌、雨量、日照時間などの環境によって成分が異なるものを言います。ワインの元となるぶどうはケモタイプです。なので、ぶどうの採れた地域、その年の気候によって味が変わってきますよね。ユーカリにもそのようにケモタイプのものが存在します。
では次は、それぞれのグループの特徴を詳しく見てみましょう。
2.ユーカリアロマの種類ごとの特徴
1)ユーカリ・グロブルス
<香り>
すっきりとクリアで目が覚めるように刺激が強い。喉や目に染みるような香り。
<特徴>
ユーカリのアロマオイルの中で一番メジャー。1.8シネオールという成分が70~80%を占めています。この1.8シネオールというのは、ユーカリプトールとも呼ばれ、ユーカリの香りの元となっています。そのため、この成分の多い少ないで個性が出ます。
グロブルスにはユーカリプトールが70%も含まれているため、とてもユーカリらしいアロマオイルだと言えます。ただ、刺激が強いのでお年寄りや子供に使う時は注意が必要です。
抗菌作用や抗炎症作用が強く、風邪の引き始めや喉の調子が悪い時なんかに効果があります。集中力・記憶力を高める作用もあります。
2)ユーカリ・シトリオドラ
<香り>
ユーカリのウッディな香りに柑橘系のフレッシュな香りをミックスしたような香り。
<特徴>
レモンのような香りがするシトロネラールが50~80%含まれているため、レモンのようなフルーティな香りがします。別名ユーカリ・レモンまたはレモン・ユーカリとも呼ばれます。柑橘系の香りがするため、ユーカリのもつウッディな個性が若干弱くなっています。
蚊が嫌うシトラールを多く含んでいるので虫除けとしてもお勧めです。心理的作用としては、心を落ち着かせてくれます。
3)ユーカリ・ラディアータ
<香り>
スッキリとクリア。目や喉に染みるような香りですが、グロブルスより穏やかな香り。
<特徴>
1.8シネオール(ユーカリプトール)が33~70%とグロブルスよりも少し少なくなっています。そのらめグロブルスより刺激が弱まり、ウッディな木の香りが強く感じられます。グロブルスの香りが強すぎると感じる方はラディアータの方が使いやすいです。
グロブルスより刺激が穏やかなので、ユーカリをお年寄りや子供に使いたい場合、このラディアータがオススメです。肌が弱い人にもオススメです。
4)ユーカリ・シュタイゲリアナ(スタイゲリアナ)
<香り>
レモン・ユ-カリにさらに柑橘系のフルーティさを足した香り。ユーカリの中で一番フルーティな香りです。
<特徴>
1.8シネオール(ユーカリプトール)が10%以下しか含まれておらず、レモンなどの柑橘系の主成分であるリモネンを含んでいます。そのためとてもフルーティで刺激も少ないです。ユーカリ初心者には一番使いやすいかもしれません。
シトロネラールを含んでいないので虫除け効果はあまり期待できず、1.8シネオール(ユーカリプトール)もほとんど含んでいないため、ユーカリ独自のツンとした刺激臭がありません。なので、お部屋の芳香にオススメです。
5)ユーカリ・ケモタイプ・ペパーミント
<香り>
ツンとした刺激臭が少し抑えられ、ミントの香りがほんのりとする。
<特徴>
ユーカリの香りにミントの香りがミックスされ、ハーブやグリーン系の香りになるため、ウッディな感じが弱まります。グリーン系の香りが好きな方にオススメです。
いかがでしたか?アロマを扱うショップで手に入りる5種類をご紹介しました。ユーカリといっても個性がありますね。ユーカリを使う場面やお好みによって選んでくださいね。
次はそんなユーカリの種類別の使い方をご紹介します。
3.ユーカリアロマの種類別オススメの使い方
では実際にユーカリを使う時のオススメの種類とその方法です。
1)風邪や花粉症での鼻づまり、喉の痛みに効くユーカリオイル吸入
<準備するもの>
・マグカップもしくは洗面器
・70度くらいのお湯
・ユーカリオイル1滴
(・ペパーミントオイル1滴)
やり方は簡単!お湯を張ったマグカップもしくは洗面器にユーカリオイルを垂らし、ペパーミントオイルがあれば一緒に垂らし、5分ほど蒸気を吸入してください。この時目が痛くなるかもしれないので目は閉じてください。
ここで使うオイルは、抗菌・抗炎症作用の強いユーカリ・グロブルス、ユーカリ・シトリオドラがオススメです。蒸気の中に含まれるユーカリの成分で鼻づまりや喉の痛みが楽になりますよ。
2)アロマバス
湯船にユーカリオイルを3~5滴垂らしてつかるだけです。肌に直接触れるため、一番刺激が穏やかなユーカリ・ラジアータがオススメです。
3)マッサージオイル
ユーカリには傷を修復させる成分が入っているのでマッサージオイルとして使うのもオススメです。この時も刺激が弱いユーカリ・ラジアータがオススメです。
ユーカリオイルはキャリアオイルで希釈する必要があります。キャリアオイルには、ホホバオイル、アーモンドオイル、オリーブオイル、グレープシードオイルなどがあります。
4)ダニ駆除、虫除けスプレー
<準備するもの>
・スプレーボトル
・水50ml
・ユーカリオイル10~20滴
スプレーボトルにユーカリオイルと水を入れてよく混ぜてください。カーペットや布団にスプレーするとダニ除去に、網戸やカーテンにスプレーすると虫除けになります。
濃度が濃くなっているので、直接肌にはかけないでください。ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・シトリオドラがオススメです。
5)芳香浴
ユーカリの心理的作用を期待してアロマディフューザーで芳香浴をしましょう。集中力をアップしたい時はユーカリ・グロブルス、否定的な気持ちでいっぱいになた頭をクリアにして気持ちを落ち着かせたいときはユーカリ・シトリオドラがオススメです。
4.最後に
今回は、ユーカリの種類についてまとめてみました。日本では馴染みがない種類のユーカリオイルでも、本場のオーストラリアでは人気だったりするそうです。
また、ユーカリの香りが苦手と思っている人も、ユーカリといっても5種類もあるのでまだ試したことのない種類のユーカリならもしかすると好きになるかもしれませんね。是非試してみてください。
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