アロマが大好きなさくらです。さくらは実家で犬を飼っているので、うちのワンコにもアロマが使えたらなと思うことがあります。
犬の虫除けやダニ・ノミ駆除、消臭なんかにアロマが使えたら、天然成分なので舐めてしまっても安全だし安心ですよね。でも、虫除けとして有名なユーカリも犬にはNGとの情報もあるし、ためらってしまいます。
犬にアロマはOKなの?NGなの?本当のところが知りたくて調べてみました。ということで今回は、
「犬にもアロマがオススメな理由」
「犬にオススメのアロマオイルとその使い方」
「犬にNGなアロマオイル ? ユーカリ、ティーツリーは?」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.犬にもアロマがオススメな理由
犬にアロマがよくないのでは?と思われる原因に、「犬の鼻のよさ」があるんじゃないかと思います。犬が人間より鼻がいいのはみんなが知っていることで、犬は人間の一億倍鼻がきくと言われています。なので、人間にとってはいい香りのアロマオイルの香りが犬には強すぎるんじゃないかと心配する人がいるんだと思います。
でも、犬が人間の一億倍鼻がきくと言っても、香りを一億倍強く感じるという訳ではありません。どれだけ香りを薄めて犬が認識をできるか調べた実験で、人間が感知できる限界から一億倍薄めた香りでも犬が感知できたため、一億倍と言われているんです。
カメラで例えるなら、人間はズーム機能の全くないカメラ、犬は300倍ズームがついた高性能カメラといったところでしょうか。ズーム機能を使わなければ、どちらも被写体を同じように捕らえます。でも、遠くの肉眼では見えないようなものを撮りたい場合、ズーム機能のないカメラでは役に立たないのに対し、ズーム機能がついたカメラでは認識できますよね。犬の鼻もこういった感じだと思っていただければいいと思います。
というわけで、飼い主さんにとって心地よいと感じる強さの香りであれば、犬にも問題ない濃度だと思っていただいて大丈夫です。安心して使ってください。ただし、アロマオイルはとても濃いので、人間が使う場合でも水やキャリアオイルで希釈して(薄めて)使う必要がありますので、そのまま使わないように気をつけてください。
犬にアロマがオススメの理由は、人間のようにアロマの影響で心理的にリラックスできたり落ち着いたりすることができるからです。眠りの浅い老犬にラベンダーのアロマオイルを焚いてあげたところ、朝までぐっすり熟睡したなんて話もあります。
また、犬はフィラリアに感染する恐れがありますし、好奇心が旺盛なので草むらに入ってしまったりするため、虫除けを使いたいですよね。でも、犬が自分で舐めてしまう可能性があるため、化学成分が入ったものはNGです。
そんな時こそアロマオイルの出番です。アロマオイルの一番のメリット、植物から抽出された天然成分でできていること。これが犬にアロマがオススメできる大きな理由です。自分が使っているアロマオイルで犬も一緒にアロマテラピーができたらいいですよね。
次に具体的に犬にオススメのアロマオイルをご紹介します。
2.犬にオススメのアロマオイルとその使い方
まず、犬にアロマオイルを使う前に、注意点を。犬は人間よりも体が小さいため、刺激が強くなり過ぎないよう、必ず1%以下に濃度を薄めて使用してください。犬がアロマオイル原液を舐めないようい注意してください。また、アロマディフューザーを使う場合、1回30分、1日1~2回を目安にしてください。
では、犬にオススメのアロマオイルとその使い方をご紹介します。
1)虫除け
<準備するもの>
・スプレーボトル
・エタノール20~30ml
・精製水200~300ml
・ユーカリ、ローズマリー、ゼラニウムのアロマオイル2,3滴
作り方は簡単。スプレーボトルにエタノールを入れてアロマオイルとおく混ぜ合わせます。そこに精製水を入れれば完成です。エタノールと精製水はドラッグストアに売っていますよ。
使う前によく振って使ってくださいね。
2)オレンジ・スイート
オレンジ・スイートはその名の通り、フレッシュな柑橘系の香りで人間にも人気のオイルです。気持ちを明るくしてくれて、消臭効果、ノミ予防の効果もあります。
オススメの使い方は水で薄めてグルーミングスプレーにしたり、犬のベッドや寝床に消臭スプレー代わりに使う方法です。ただ、オレンジ系のアロマには、光毒性といって紫外線に当たると反応して肌に刺激になる成分が含まれているため、紫外線を浴びる前には使わないようにしましょう。
3)ラベンダー
ラベンダーにはリラックス効果と抗菌作用があります。ラベンダーもその優しい花の香りで人気のオイルです。イライラしやすいわんちゃんや、神経質なわんちゃんにオススメです。
オレンジ・スイートと同様グルーミングスプレーに使ったり、無香料のシャンプーに加えてラベンダーの香りを楽しんでもいいですね。
4)ゼラニウム
ゼラニウムはローズにハーブの香りを足したような香りがするアロマオイルです。ゼラニウムはダニ避けとして効果が高く、抗菌効果もあります。ダニがつきやすい環境にいるわんちゃんや寝床に使ってあげてください。
5)ローズ
ローズのアロマオイルは値段がとても高いのでなかなか使うのには勇気がいるオイルです。でもその効果は折り紙つきです。気持ちを落ち着かせたり、肌の潤いを守る効果があります。
気持ちが不安定になって落ち着かない犬にオススメです。また、リンスに少し加えてあげるのもいいですね。
3.犬にNGなアロマオイル ? ユーカリ、ティーツリーは?
犬に使わない方がいいと言われているアロマオイルには次のようなものがあります。
スズラン、ヨモギ、ペニーロイヤル、オレガノ、アニス、ウォームシード、ウィンターグリーン、クローブ、カンファー、カシア、カラマス、サッサフラス、サンタリナ、ジュニパー(ジュニパー・ベリーはOK)、タイム、タンジー、セイボリー、バーチ、ビターアーモンド、ヒソップ、マグワート、マスタード、ラベンダーストエカス、ワームウッド、ヤロー、ルーなど
あまり馴染みのないアロマオイルも多く、アロマ初心者の方には聞いたこともないオイルも多いかもしれません。これらのアロマオイルは、少量でも刺激が強いものや、神経毒性のある成分が多く含まれているものです。なので犬には使わないようにしてください。
また、ユーカリとティーツリーは意見がわかれるアロマオイルです。
どちらも刺激が強く、神経毒性のある成分を含んでいるオイルです。ただ、神経毒性の含有量も少なくそれよりもいろいろなメリットがあるため、使用量を加減しながら使えば大丈夫だという意見もあります。
また、ユーカリには5~6種類のアロマオイルがあり、ユーカリ・グロブルスは刺激が強いですが、ユーカリ・ラジアータはユーカリのアロマオイルの中で一番刺激が弱いです。そのため、ユーカリを虫除けや咳止めとして犬に使いたい場合、ユーカリ・ラジアータを使えば安心かと思います。
ティーツリーに関しては、犬が中毒になったとの情報もありますので、できれば避けておくのが無難かなと思います。犬は人間より体が小さいのでアロマオイルが作用しやすいですし、安全だとわかっているオイルのみを使う方が安心ですよね。
4.最後に
今回は、犬とアロマについてまとめてみました。ワンコと一緒にアロマライフを楽しんでいただけたらと思います。ただし、猫にアロマオイルは危険です!!猫と犬を飼っている方、猫には使わないようにしてください。
詳しくはこちらを参照 → 猫を飼っている人は要注意!猫にアロマは厳禁!!女性に人気のゼラニウムも危険?!