お肌や身体の衰えが気になってきて何か対策がしたい!と情報を集めた結果、プラセンタ注射に行き着いた方は多いんじゃないでしょうか。
さくらも同じです。受ける前は不安だらけだったプラセンタ注射ですが、実は条件を満たせば保険適用で受けられる場合があり、保険適用外の自費診療の場合も値段がリーズナブルなんです。費用対効果を考えるととてもコストパフォーマンスがいいと思います。そんなプラセンタ注射の値段と保険について知らない人も多いと思いますので、
「プラセンタ注射のすごい効果」
「プラセンタ注射の保険適用について」
「プラセンタ注射の値段とコストパフォーマンス」
を中心にまとめたいと思います。
1.プラセンタ注射のすごい効果
プラセンタ注射を知る前にまず、プラセンタとは何か?です。ご存知の方も多いと思いますが、プラセンタは「胎盤」からできています。胎盤と言えば妊婦さんのお腹の中にあるものですよね。具体的には、お母さんのお腹の中でまだ身体が不完全な赤ちゃんの臓器の代わりに働き、赤ちゃんの成長を助けます。そのため胎盤には、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど栄養素がたっぷり含まれているんです。
そんな胎盤を加工してヒト胎盤エキスを原料としているのがプラセンタ注射です。現在、日本でプラセンタ注射として使われているプラセンタ製剤は、メルスモンとラエンネックという二種類です。どちらも厚生労働省に認可された医薬品です。
そんなプラセンタ注射は、効かないものはないんじゃないか?!というほど、幅広く体の不調に効果があります。プラセンタ注射の具体的な効果には次のようなものがあります。
・美肌効果(シミ、しわ、くすみ、乾燥、毛穴、たるみ、肌荒れ、ニキビなどの改善)
・美髪効果
・PMS(月経前症候群)、生理痛、生理不順、更年期障害の改善
・アトピー、花粉症などのアレルギー症状の緩和
・肝機能改善、解毒作用、二日酔いの予防・解消
・自律神経を整える
・イライラを抑える、精神を安定させる
・睡眠の質を上げる
・倦怠感がなくなる、疲労回復、虚弱体質改善
・血行が促進され冷え症改善
・活性酸素を除去する抗酸化作用(アンチエイジング)
まだまだ書ききれないくらい沢山の効果があります!身体ののありとあらゆる不調に効くんじゃないかというくらい効果が沢山ありますね。身体だけでなく、イライラなどの心の不調にも効果があるのもすごいです。
実際さくらは、肌の改善と疲れやすさを改善するためにプラセンタ注射を受けていますが、一番最初に受けた時はしばらくすると身体がポカポカと温まって、冷え症に効果を感じました。また、ストレスで気持ちが沈みがちだったんですが、注射を打って2、3日は何だか気持ちが明るくて過ごしやすかったです。もちろん人によって効果に個人差はありますが、さくらははっきりと効果を感じることができました!
医師の著作である「女性の不調を解消するプラセンタ胎盤パワー」によるとさらにプラセンタ注射の効果がわかります!
美容外科
シミ、シワ、くすみ、肌荒れ、乾燥、赤み、アトピー(新陳代謝の促進、美白作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、保湿作用、繊維芽細胞活性作用によるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生産)
婦人科
更年期障害、月経痛、月経不順、乳汁分泌不全、高プロラクチン血症など
内科系
肝炎、肝硬変症、慢性膵炎、糖尿病、慢性胃炎、胃弱、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、気管支喘息、慢性気管支炎、高血圧、低血圧、習慣性便秘、膠原病など
外科系
慢性関節リウマチ、変形性関節症、関節炎、神経痛、腰痛、五十肩など
皮膚科
アトピー性皮膚炎、乾癬、わきが、湿疹、あかぎれ、シミ、ソバカスなど
神経科
自律神経失調症、不眠症など
泌尿器科
前立腺肥大、膀胱炎、痔など
眼科
白内障、アレルギー性結膜炎、視力低下など
耳鼻咽喉科
アレルギー性鼻炎、メニエール病、花粉症など
歯科
歯槽膿漏、歯周病など
その他
疲労、冷え性、虚弱体質、病中病後の体力回復、強壮、強精など
出典 女性の不調を解消するプラセンタ胎盤パワー 吉田健太郎著 リヨン社 に一部付加
これほどたくさん効果があるプラセンタ注射ですが、保険適用で治療として受けられる症状は2つあります。次に説明します。
2.プラセンタ注射の保険適用について
先程プラセンタ注射にはメルスモンとラエンネックという二種類があるとお伝えしましたが、それぞれに保険適用で受けられる疾患があります。
メルスモン
メルスモン製薬(株)社製
更年期障害(45~59歳までの女性)や乳汁分泌不全に保険適用
乳腺を発達させて乳汁の分泌を活発にする作用、女性ホルモンの乱れを整える作用があります。
ラエンネック
(株)日本生物製剤社製
肝機能障害に保険適用
肝疾患の治療薬として開発され、肝臓を守り症状の進行を遅らせ、肝機能を改善させる作用があります。
保険適用でプラセンタ注射を受ける場合、治療の一環ということになるので、受けられるかどうかは医師の判断になりますので、自己判断で保険適用でのプラセンタ注射を受けることはできません。肝機能障害や更年期障害の症状がある方は、治療の一環として保険適用でプラセンタ注射を受けられないか病院で相談してみてくださいね。
また、メルスモン・ラエンネックは開発の経緯が異なるため保険適用となる疾患も異なっていますが、胎盤からできていることには変わりありません。なので、美容・健康維持目的で保険適用外でプラセンタ注射を受けられる場合は、メルスモン・ラエンネックどちらでも構いません。
3.プラセンタ注射の値段とコストパフォーマンス
ここで気になるのがプラセンタ注射の値段ですよね。また、一回の値段が安くてもどれ位の頻度で受けるかによってコストパフォーマンスが違ってきます。継続的に続けやすいお値段かどうかが大切です。
保険適用の場合
3割負担の保険に加入している方で、初回1000円程度、2回目以降は500円程度です。とても安いですね!負担が少なく続けやすい治療法だと言えると思います。
といっても、プラセンタ注射を受ける病院と加入している保険によって値段は違ってきますので、目安程度に考えていただいて、実際に注射を受ける病院で正確な値段を確認してください。
また、プラセンタ注射を行う頻度については、症状の状態によって異なりますので、医師に相談してくださいね。
保険適用外の場合
保険適用の場合と違って100%自己負担になります。それでもお値段は、だいたい1000~2000円前後かと思います。
通う頻度は、最初の1ヶ月は週に1~2回、それ以降は1週間から10日おきに1~2アンプルを継続的に続けるのがいいそうです。人によっては1ヶ月に1回まとめて4アンプル打つ人や、35歳を過ぎると毎日受けても大丈夫だと言う医師もいるようです。病院の先生と相談して自分に合った方法で続けるのがいいと思います。
ご参考に、今調べたところ、全国展開しているクリニックでのお値段は、品川美容外科はラエンネック1アンプル994円(ただし他の治療と併せての場合のみ)、湘南美容クリニックはメルスモン1アンプル1210円でした。もちろん時期によって値段に変動があると思いますのでご注意ください。
さくらがプラセンタ注射を受けているのは、大阪市内にある美容専門ではない皮膚科のクリニックで、初回登録料1200円がかかりますが、その後はラエンネック1アンプル900円です。他には内科のクリニックでは、メルスモン1アンプル1000円でやっているとおろもあります。
美容外科・美容皮膚科でやっているイメージの強いプラセンタ注射ですが、調べてみると普通のクリニックでも意外と扱っているところもあるので、家の近所でプラセンタ注射が受けられないか調べてみるときっと見つかると思います。
!!注意点!!
ここまでプラセンタ注射のいいところをクローズアップしてお伝えしてきましたが、最後に、プラセンタ注射を考えている人に覚えておいてもらいたい注意事項があります。
1)献血・臓器提供
プラセンタ注射を一度でも受けると、献血と臓器提供ができなくなります。これはプラセンタ注射が原因で感染症になる可能性がゼロではないと考えられるからです。ただし、輸血を受けたり、臓器提供を受けることは問題なくできるので、自分が病気や怪我をした時に困ることはありません。
でも、人のために献血をしたり、家族に何かあったときに臓器提供ができなくなるというデメリットは覚えておいた方がいいと思います。
2)副作用
プラセンタが医療で用いられるようになって約50年程の間、プラセンタ注射が原因と思われる肝炎やアナフィラキシーショックなどの副作用が何件か報告されています。副作用の報告があったのはラエンネックのみで、メルスモンでは今のところ副作用の報告は一件もありません。
ただし、メルスモンもラエンネックと同じようにヒトの胎盤を使っているので、今後絶対に副作用が出ないとは限りません。副作用が気になる人は、注射は避けてサプリメントなどでプラセンタを摂取する方がいいと思います。
プラセンタ注射のデメリットと副作用についてこちらに詳しくまとめています→ほんとに効果抜群?!プラセンタ注射の効果・費用と心配な副作用について
4.最後に
今回は、プラセンタ注射が保険適用で受けられるか、お値段はいくらなのかを中心にまとめてみました。プラセンタ注射は肌にいいと思っている女性が多いかもしれませんが、更年期障害や肝疾患の治療目的で開発された経緯があったんですね。
保険適用でも適用外でもそれほど値段は高くはないので、デメリットもあることを納得した上であれば、プラセンタ注射は続けやすいと思います。