アロマスプレーは一本あると便利な一方、空になったボトルをどうやって洗えばいいのか悩みますよね。アロマオイルは意外とこびりつきやすくなかなか落ちなくて、困りものです。
アロマオイルの汚れが取れやすい洗い方ってないのでしょうか?綺麗に汚れが落ちる洗い方があれば、アロマショップで買ったアロマスプレーのボトルも捨てずに再利用できますよね。また、ボトルはガラスとプラスチックどちらがいいのかも、気になるところです。
ということで今回は、
「アロマスプレーに適したボトル ーガラス・プラスチック-」
「アロマスプレーにおすすめの洗い方」
「アロマグッズの洗い方の注意」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.アロマスプレーに適したボトルは -ガラス・プラスチック-
アロマスプレーを自分で手作りする場合、まずスプレーボトルを準備しなければなりません。もし市販のアロマスプレーの空きボトルがあればそれを使うこともできますよ。市販のアロマスプレーは良質な遮光ガラスのボトルに入っていたりもするので、もし手元に空きボトルがある人は、捨ててしまわずに2番目に説明するボトルの洗い方を参考に綺麗に洗って再利用してくださいね。
では、手元にスプレーボトルがない人のために、アロマスプレーに適したスプレーボトルの選び方を説明したいと思います!
ガラスのボトル
ガラスのボトルがアロマスプレーにはおすすめです。アロマオイルは成分が強いので入れる容器によっては溶けてしまうこともあります。その点ガラスは丈夫なので、ガラスのボトルであればアロマオイルの成分に影響を受けることがないので、どのようなアロマオイルを入れても大丈夫です。また、洗う時にもガラスであればお鍋に入れて煮沸消毒ができるので衛生的です。
ガラスボトルの中でも、特に遮光性のある暗い色のついた遮光ガラスのボトルが一番おすすめです。茶色や青色のガラスボトルがありますよね。あれが遮光ガラスのボトルです。遮光ガラスのいいところは、光を遮って光が中に入らないようにしてくれるため、光による成分の劣化を防ぐことができます。
もちろんガラスのボトルにも欠点があります。欠点として考えられるのは、ボトルの値段が他の材質のものに比べて高いこと、持ち歩く時に重くて不便なこと、落としたり衝撃を与えると割れてしまう恐れがあることなどがあります。
プラスチックのボトル
プラスチックのボトルもアロマスプレーの容器として使うことができます。プラスチックのボトルは100円ショップでも手に入りますし、サイズも柄もたくさん揃っているので安く手軽に始めたい人にはおすすめです。
ただ、アロマオイルの成分でプラスチックが溶けてしまう恐れがあるので、プラスチックボトルを使う場合は、必ず「アルコール対応」のボトルにしてください。実は、アロマオイルの成分はアルコール(エタノール)に近いんです。なので、「アルコール(エタノール)には使えません」と書かれたボトルはアロマオイルにも使えませんので注意してください。
アロマスプレーに使ってもOKなプラスチックの素材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などです。特にポリプロピレンが耐久性に優れているのでおすすめです。
ガラス製・プラスチック製、どちらもメリットデメリットがありましたね。できれば購入前から洗いやすい形かどうかも気をつけておけば、いざ洗うことになった時に楽かもしれませんね。
2.アロマスプレーにおすすめの洗い方
アロマスプレーを使い終わって洗う時、綺麗に落ちる方法はあるのでしょうか?調べてみると、色々な洗い方があるんです。汚れが落ちやすい洗い方、バリエーションに富んだ洗い方を探してみましたので、お好みのものを試してみてください。
洗い方1)熱湯
熱湯でこびりついた汚れを浮かして落とす洗い方です。スプレーボトルに熱湯を半分程入れて、蓋をしてよく振ります。熱いので火傷に気をつけてください。タオルに包むといいでしょう。よく振ったらお湯を入れ替えます。これを何度か繰り返すと、はじめ白く濁っていたお湯が透明になってきます。色がなくなったら綺麗になった合図です。
仕上げに水分をしっかりと落とし、無水エタノールをボトルに入れてよく振って消毒すれば完成です。無水エタノールの代わりに、消毒用エタノールでもOKですが、無水エタノールの方がアルコールの濃度が高いので、殺菌力は強いです。
洗い方2)食器用洗剤
食器用洗剤をスポンジやブラシにつけてボトルとスプレーをしっかり洗います。アロマオイルが綺麗に取れて油っぽさがなくなります。洗い終わったら水分を拭き取り、エタノールをボトルに入れるか、もしくはコットンに含ませて、ボトルを拭いて除菌してください。
洗い方3)純石鹸
食器用洗剤に含まれる界面活性剤が気になる場合、純石鹸を使ってください。洗い方は食器用洗剤と同じで、スポンジやブラシに純石鹸をつけてボトルをこすって洗ってください。洗い終わったらエタノールで消毒すればOKです。
洗い方4)煮沸
お鍋にボトルを入れて火をつけて汚れが浮くまで煮沸してください。プラスチックは溶けてしまう可能性があるので注意が必要です。煮沸でも雑菌は死滅しますが、不安な場合は、水分を切ったあとにエタノールで消毒してください。
洗い方5)ミックス
汚れが頑固な場合やしっかりと洗いたい人は、食器用洗剤、熱湯、煮沸、全て使う方法もあります。
まず食器用洗剤でボトルを下洗いします。ざっと汚れが落ちたらボトルに熱湯を加えてよく振ります。この時に汚れがひどい場合は煮沸してもいいです。汚れが綺麗に落ちたらエタノールで消毒します。ここまでやれば頑固な汚れも落ちるんじゃないかと思います。
色々な洗い方がありましたね。消毒に使うエタノールですが、アロマオイルと成分が似ているため、アロマオイルが溶け出しやすいんです。なので、洗いたいボトルを一番最初にエタノールで拭いて残ったアロマオイルを浮かせるやり方もあります。
アロマオイルが綺麗に落ちたかどうかは、匂いを嗅いで確かめてください。アロマオイルの香りがしなくなったら、綺麗に落ちた証拠です。
スプレーのノズルの部分も忘れずに洗いましょう。少し洗いにくいですが、表面の汚れを落としたらエタノールをスプレーノズルにも通して、ノズルの中も忘れずに消毒してくださいね。
3.アロマグッズの洗い方の注意
アロマスプレーのボトルの洗い方を説明しましたが、スプレーボトルに限らず、アロマを入れる容器などグッズ全般を洗う時に共通する注意点があります。
注意
せっかく熱湯で洗ったり煮沸をして雑菌を除去しても、水滴が残ったままだと、そこからまた雑菌が発生してしまう恐れがあります。洗い終わったら清潔なタオルやティッシュなどで、水滴は必ず綺麗に拭き取りましょう。もしくは、エタノールで拭きとって完全に乾かしましょう。
また、普段からボトルのスプレー部分や容器の口の部分にはできるだけ手が触れないようにしましょう。手が触れてしまうと手についた雑菌が容器に移ってしまい中身が傷みやすくなります。これはアロマスプレーに限らず、アロマを使った手作りコスメの場合も同じです。成分の劣化を防ぐため、できるだけ手が触れないように気をつけましょう。
4.最後に
今回は、アロマスプレーのボトルの選び方・洗い方についてまとめてみました。容器などの処理は面倒かもしれませんが、大事なことです!中身が傷んでしまわないよう、清潔にしてくださいね。
アロマスプレーの便利な使い方いろいろについてはこちらを参照→ 【簡単・万能】アロマスプレーの使い方!天然成分で安心&いい香り!