寒くなってくると心配なのが風邪ですよね。病院に行くのもいいですが、できるならアロマオイルの効能をうまく使って自宅で風邪予防もしくは風邪の諸症状を抑えたいですよね。
アロマオイルの中には、風邪に効果的な効能を持つものがいくつもあります。是非うまく使って風邪を撃退しましょう!ということで今回は、
「風邪の予防に効能があるアロマオイル」
「風邪の引きはじめ・諸症状に効くアロマオイル」
「風邪対策にぴったりなアロマオイルの使い方」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.風邪の予防に効能があるアロマオイル
できれば風邪をひいてしまう前に予防することができたら一番いいですよね。さくらは、アロマオイルを使うようになってから疲れが残りにくく、風邪をひきにくくなりました。前よりも身体が強くなったように感じます。
お薬やサプリメントに頼らず、自然の力で身体が本来持つ免疫力などを高めて病気になりにくい身体作りを助けてくれるアロマオイルはほんとに優れものだなと思います。
では、風邪予防の効能があるアロマオイルにはどんなものがあるでしょうか??
1)ティーツリー
風邪などの感染症予防に効能のあるアロマオイルの筆頭に挙げられるのがこのティーツリーです。オーストラリアが原産のティーツリーは、原住民のアボリジニに昔から怪我や病気の治療薬として使われてきまいした。
効能がとても強力で幅広い用途があるので、是非一本常備しておいてもらいたい万能薬のアロマオイルです。その効能としては、免疫力を高める、抗細菌・抗真菌・抗ウィルス作用があります。
ティーツリーには、消毒液の13倍もの消毒作用があるそうです。なので、毎日のうがいの時にティーツリーを1滴コップに落としてうがいをしましょう。感染症予防効果が高くなります。
2)ユーカリ
オーストラリアでは古くからアボリジニに利用されてきたユーカリも風邪に抜群の効果があります。強力な殺菌効果と抗ウイルス作用が特徴です。風邪が身体の中に入って悪さをするのを防ぐ効果があります。
ユーカリについて詳しくはこちらを参照→意外に万能!効果効能の高いユーカリのアロマオイル☆
3)ジンジャー
ピリッとしたスパイシーな香りはある程度アロマテラピーに慣れた人におすすめです。抗菌、抗ウイルス、抗炎症作用があります。風邪をひいた時は生姜湯を飲む方もいるかと思います。生姜は身体を温めてくれますし、風邪に効果がありますよね。ジンジャーのアロマオイルも風邪に効果があります。
4)ジュニーパー
空気を浄化し、殺菌してくると言われています。また、アロマバスをすると長引く風邪にも効果的です。
5)タイム
スパイシーで少し甘い香りです。抗菌、抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザなどの感染症に効果がると言われています。
6)ラベンサラ(ラベンツァラ)
ユーカリに似た香りがしますが、ユーカリよりもマイルドで優しい香りですので、ユーカリが苦手な方もトライしてみてください。ユーカリより毒性が弱いため、小さいお子さんや高齢者のいるご家庭でも使っていただきやすいアロマオイルです。
7)レモン
免疫力向上の効能があり、風邪やインフルエンザを予防してくれます。空気清浄の効果もあります。酸味のある爽やかな香りは、万人受けしますので使いやすいと思います。胃腸を整える効能や冷え症・むくみ改善の効能もあります。
胃腸にいいアロマオイルについて詳しくはこちらを参照→胃痛・胸焼け・便秘に!胃腸に良い効能のあるアロマオイルは?!
8)ローズマリー
血行促進効果で身体を温めてくれます。風邪やインフルエンザなどの感染症の予防にぴったりです。ローズマリーはお肌のアンチエイジングにも優れた効能があります。
ローズマリーについて詳しくはこちらを参照→肌の引き締め効果も!アロマの女王ローズマリーの効果効能
9)ラベンダー
優しい香りが人気のラベンダーは一番ポピュラーなアロマオイルかもしれません。そんなラベンダーには抗菌作用、殺菌作用、抗ウイルス作用、リラックス効果もあります。ラベンダーには数種類ありますが、一般的にラベンダーと呼ぶ時は、真性ラベンダーのことです。
2.風邪の引きはじめ・諸症状に効くアロマオイル
1)鼻水・鼻づまり
鼻水や鼻づまりの症状がある時は、鼻の粘膜に炎症が起きている時です。炎症を抑える作用のあるアロマ入るを使いましょう。
ユーカリ:鼻の粘膜の腫れを和らげる
ペパーミント:爽快感のある香りが鼻の通りをよくする
ティーツリー:鼻炎にも効く万能薬
ローズマリー:抗菌作用で粘液の粘つきを抑える
2)喉の痛み
喉の痛みには、喉の炎症を抑えたり、菌の増殖を抑えてくれる効能があるアロマオイルが効果的です。
ティーツリー:強力な殺菌力で喉の菌も殺菌
ユーカリ:殺菌力と喉の痛みの緩和作用がある
ベルガモット:抗炎症作用、抗菌、抗ウイルス作用で、喉・気管支などの呼吸器の不調に効果的
3)咳・痰
咳が続くと体力が奪われますよね。しかも痰が絡むと不快さが倍増しますよね。そんな時は咳止めと去痰の効能があるアロマオイルを使いましょう。
ユーカリ:咳を鎮める効果、疲労回復効果
フランキンセンス:肺を浄化するといわれていて、気管支炎にも効果的
ベンゾイン:バニラのような甘い香りで痰や鼻水を出しやすくする、気管支炎にも効果的、ひどい咳にも効果的
サイプレス:咳を抑え喉の痛みにも効果がある
サンダルウッド・シダーウッド:抗炎症作用があり呼吸器系の不調に効能がある
ジンジャー:去痰作用、喉の痛みに効果的
4)発熱
ついに熱が出てしまったら、レモンがおすすめです。レモンが持つ抗菌作用、抗ウイルス作用、免疫力アップの作用が風邪を治すのに効果的なだけではなく、レモンに含まれるリモネンにはリラックス効果があります。熱で寝苦しい時もレモンの香りをかげばゆっくりと眠れます。
レモンのアロマオイルについて詳しくはこちらを参照→爽やかなレモン・レモングラスの効能は?!他のアロマオイルとの相性は?!
3.風邪対策にぴったりなアロマオイルの使い方
1)芳香浴
アロマディフューザーを使って香りを鼻から吸うことでアロマオイルの効能を身体に取り込みます。アロマディフューザーがなくてもマグカップや洗面器にお湯を張り、そこにアロマオイルをたらすことで芳香浴をすることができますよ。
アロマディフューザーには色々な種類があります。お好みのものをチョイスしてくださいね。→お部屋で快適にアロマライフ♪おすすめの簡単な使い方!
2)アロマバス
お風呂の湯船にアロマオイルを2、3滴たらして湯船につかれば、アロマバスを楽しむことができます。バスタイムは身体がリラックスできる大事な時間ですよね。アロマオイルを使えば、さらにリラックス効果や風邪予防、風邪の症状改善の効能が期待できます。
風邪気味で身体をよく温めたい場合、天然塩を入れるとさらに効果的です。大さじ2~4杯が目安です。
3)アロマスプレー
アロマオイルと無水エタノールか精製水を使って、アロマスプレーを作りましょう。使いたい時にシュシュッとスプレーできて便利ですよ。ハンカチやマスクにスプレーしておけば、抗菌効果もばっちりです。
アロマスプレーの作り方について詳しくはこちらを参照→簡単な道具で!アロマオイルのスプレーの作り方・使い方!ユーカリで花粉症・虫除け対策
4)アロマジェル
ジェルベースを購入し、アロマオイルを2、3滴加えてよく混ぜます。鼻の症状が辛い時には鼻の周り、呼吸器が辛い時には、首や胸元に塗ってください。ジェルベースはアマゾンでも購入できます。
5)アロママッサージ
ホホバオイルなどの植物油に2、3滴アロマオイルを加えてマッサージオイルを作って、アロママッサージをしましょう。風邪のせいで体の節々が傷む時、筋肉痛が起こっている時にもおすすめです。
注意点は直接アロマオイルを肌につけないこと!アロマオイルは成分が凝縮されたとても強いオイルです。必ずキャリアオイルで希釈(薄めること)して使ってください。
アロママッサージについて詳しくはこちらを参照→おうちサロン☆マッサージオイルの作り方☆アロマオイルでマッサージ!
6)冷湿布
熱がある時や頭痛がする時、洗面器に冷たい水を入れて、ラベンダーやローズマリーなどのアロマオイルを数滴混ぜます。そこにタオルを浸し、きつくしぼれば冷湿布のできあがりです。額にのせれば、頭痛の緩和、解熱に効果があります。
4.最後に
今回は風邪に効能のあるアロマオイルをご紹介しました。アロマオイルは単にいい香りがするだけでなく、様々な効能があることがわかっていただけたかと思います。今回いろいろなアロマオイルを紹介しましたが、アロマオイルをお好みでブレンドして使ってもらうとさらに効果がありますよ。
もしアロマテラピーを最近始めたばかりだという場合、まずは万能のティーツリーかユーカリを揃えて、香りのよいラベンダーやレモンを追加するのがおすすめです。是非試してみてくださいね。