オレガノと言えばお料理で使われるハーブですよね。さくらもハンバーグを作る時に使います。あまりアロマオイルでは馴染みのないオレガノですが、オレガノのアロマオイルにはすごい効能があるんですよ♪
今回はそんなオレガノのアロマオイルの効能についてまとめました。
この記事でわかること...
「オレガノの特徴」
「オレガノのアロマオイルの心への効能」
「オレガノのアロマオイルの身体への効能」
1.オレガノの特徴
・オレガノの種別
イタリアンのお料理に使うハーブとして馴染みが深いオレガノは、地中海地方が原産のシソ科の植物です。別名はワイルド・マジョラムと呼ばれ、マジョラム(スイート・マジョラム)の近縁種です。マジョラムはアロマオイルとして有名ですね。
・オレガノの歴史
オレガノは古くから薬草やハーブとして使われていて、古代エジプトでは遺体を保存する(ミイラを作る)ために使われていたそうです。すごく長い歴史があるんですね。
入浴剤として使われたり、「医学の父」ことヒポクラテスもオレガノを薬草として使用していたそうです。頭痛など体の痛みへの鎮痛効果や、消化機能向上の効能が知られていたようです。このようにヨーロッパでは、古くからハーブと薬草として親しまれてきました。
・アロマオイルとしてのオレガノ
でもアロマテラピーにおいては、オレガノはそれほど有名なアロマオイルとは言えませんよね。刺激が強すぎることから、オレガノは禁忌(使用してはいけないもの)とされることもあります。逆に言えば、それほど効果効能のあるアロマオイルということです。
・オレガノの有名な効果
最近では、その抗菌・抗ウイルス作用が科学的に認められ、オレガノは「天然の抗生物質」と呼ばれ、オレガノへの期待が高まっています。風邪はもちろん、インフルエンザから皮膚疾患まで色々な病気に効果があると言われています。もちろん、刺激が強いので使用する際には注意が必要です。
・オレガノの抽出方法と香り
オレガノのアロマオイルは、オレガノの花の先端部分から水蒸気蒸留法で抽出します。1000キロのオレガノからやっと1キロのアロマオイルが採れるそうです。とても貴重ですね。
その香りは、やや苦味のあるスパイシーで薬草感のあるハーブ系のキリッとした香りです。女性よりも男性に好まれる香りかもしれません。
その刺激的な香りが心と身体に刺激を与え、様々な効能をもたらしてくれます。まずは心への効能からご紹介します。
2.オレガノのアロマオイルの心への効能
オレガノの心への効能にはどんなものがあるのでしょうか??
1)活力を与える
オレガノのスパイシーな香りは弱った神経に刺激を与え、活力を取り戻させると言われています。心を強くし前向きに元気にしてくれます。気持ちが落ち込んだ時、無気力になっている時、倦怠感がある時におすすめです。オレガノのスパイシーな香りで気持ちがキリッとすること間違いなしです。
ストレスでまいっている時、ネガティブな思考から抜け出せない時にもおすすめです。オレガノの力を借りれば、柔軟な思考を取り戻すことができますよ。
2)集中力を高める効能
オレガノの苦味のあるスパイシーな香りは心を穏やかに落ち着かせ、集中力を高めてくれます。刺激的な香りのおかげで頭もクリアになります。情緒不安定で気持ちが落ち着かずそわそわする時にも、オレガノの香りをかげば集中することができます。
3.オレガノのアロマオイルの身体への効能
1)胃腸への効能
胃腸を強くし、消化促進効果もあります。胃腸の不調がある時、幅広く使うことができます。
胃腸に良いアロマオイルについて詳しくはこちらを参照↓↓

2)鎮痛作用
頭痛、腹痛、生理痛、リウマチ、筋肉痛などの痛みに効能があると言われています。
3)呼吸器への効能
オレガノには、去痰作用があり呼吸器系の不調を改善してくれる効能があります。風邪の初期症状や、気管支炎、喘息へのケアに使われます。
4)感染症への効能
抗菌・抗ウイルス・抗バクテリア作用、白血球活性作用、免疫向上作用があることから、感染症やウイルス性疾患に効果的です。風邪、インフルエンザ、食中毒、肺炎などに効きます。
病院で処方される抗生物質には耐性菌と作ったり、善玉菌を殺してしまったりとマイナスがあります。その点、オレガノには天然の抗菌作用があるため、抗生物質ほど強くなく、穏やかに働きかけてくれます。しかも効果は抜群!天然の抗生物質と言われているくらいです。
薬を使うほどではない状態のとき、または薬は避けたい時にオレガノを使ってみてください。
5)ニキビ・ヘルペスへの効能
抗菌作用があるので、ニキビの原因となるアクネ菌やヘルペスの原因となるヘルペス菌をやっつけてくれます。
ただし、オレガノは刺激が強いアロマオイルです。使用する際は必ず希釈(薄めること)し、低濃度で使用してください。使用前に二の腕などでパッチテストを行って、かぶれないかチェックしてくださいね。
6)水虫(白癬)への効能
オレガノの抗菌効果は水虫の原因となる白癬菌にももちろん効果があります。実際、どんな水虫薬でも治らなかったひとがオレガノオイルで数ヶ月で水虫を完治させた例もあるそうです。
水虫の治療方法は、一日二回水虫の箇所にオレガノオイルをつけるだけです。もし刺激が強すぎる場合は、植物オイルもしくは無水エタノールで希釈して水虫につけてください。
7)カンジダへの効能
カンジダ菌へも効果が期待できますので、ガンジダの症状を繰り返している人にもオレガノオイルを是非使ってもらいたいです。
8)アンチエイジングへの効能
オレガノには強い抗酸化作用があるため、アンチエイジングへの効能も期待できます。
9)しらみへの効能
しらみの卵や成虫を駆除する効能もあります。しらみに感染した場合、しらみ駆除用のシャンプーをする必要があります。そのシャンプーはしらみを駆除するものなので、とても成分が強く、髪の毛がバサバサになってしまいます。
その点、オレガノオイルなら、頭皮や髪を傷めることなくしらみを駆除できます。子供さんのいる家庭なら、保育園や学校でしらみが流行ってしまうことがありますよね。そういう時、オレガノのアロマオイルが一本あれば安心ですね。
4.最後に
今回は、食用のハーブとしてはとても馴染みがあるものの、アロマオイルとしてはまだ認知度の低いオレガノについてまとめてみました。そのスパイシーな香り通り、抗菌・抗ウイルスなど強い効能がありましたね。
心理的な効能や鎮痛作用があるところも魅力的ですよね。薬は使いたくないけれど、頭痛や腹痛がする時、もしくは落ち込んでしまっている時、是非オレガノオイルの香りをかいでみてくださいね。
