お腹が冷たい

生理前・生理中にお腹が冷たいのはなぜ?!冷えやすくなる原因と改善方法

生理前や生理中にお腹が冷たいと感じることはありませんか?さくらは、生理前・生理中には顔色も冴えず、体が冷たいように感じることがあります。

生理前・生理中は生理痛やPMS(月経前症候群)もありますし、体が疲れやすかったり、イライラしたりする女性も多いと思います。女性にとって、生理は避けては通れないものの毎月憂鬱になるものじゃないでしょうか。生理前・生理中の体の仕組みをよく知ってもらって、少しでも快適に生理を過ごしてもらえたらなと思います。

ということで今回は、

「生理前・生理中にお腹が冷たい理由」

「冷えを改善すれば生理痛も改善!」

「生理前・生理中の冷え改善方法」

を中心にまとめてみたいと思います。

1.生理前・生理中にお腹が冷たい理由

皆さんご存知のように、女性には赤ちゃんを授かれるように「月経周期」というサイクルがあります。約28日周期で、月経→卵胚期→排卵→黄体期→月経という周期を繰り返しています。

この月経周期はエストロゲンプロゲステロンというホルモンが交互に増減してバランスが変わることで起きています。そして、排卵から生理前の黄体期はプロゲステロンが増加している時期です。プロゲステロンは、妊娠の準備をして栄養や水分を体内に蓄えるという作用があるため、生理前になるとお腹がすいて食べ過ぎたり、体がむくみやすくなるんです。思い当たるふしはありませんか?

生理前に体やお腹が冷たいのも、この蓄えられた水分が「むくみ」になっているのが原因です。体内に余分な水分があることで、体・お腹が冷えやすい状態になっているんです。これが生理前に体やお腹が冷たい第一の原因です。

次に、月経周期と体温の関係です。月経周期には、基礎体温が体温よりも高い高温期と、基礎体温が体温より低い低温期の2つの期間があります。排卵日を過ぎるとプロゲステロンの働きで妊娠に備え体温が上がり高温期に入ります。

ここで妊娠せずに生理が始まると、次は低温期に入ります。そのため、生理中には体温が低くなります。この体温の変化によって、生理中は普段より体やお腹が冷たいように感じる人もいるようです。

また、生理中は経血が体の外に排出されるため、血液に含まれる赤血球も一緒に排出され、貧血になりやすくなっています。この貧血が原因で、体やお腹がいつもより冷たいと感じることがあります。

いかがですか?生理前・生理中は体やお腹が冷えやすい時期だということがわかっていただけたと思います。この時期に冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレス、不規則な生活をすると生理痛やPMS(月経前症候群)が悪化する可能性があります。

そんなことのないよう、生理前・生理中は、体を温める食べ物飲み物を摂取し、夜更かしはせず、ストレスはためず、健康的な生活を送るように心がけましょう。

次に生理痛を予防改善するため、冷え症改善方法をご紹介します。

2.冷えを改善すれば生理痛も改善!

まず、なぜ生理痛が起こるのか?についてです。生理痛を引き起こすのは、プロスタグランジンというホルモンです。このホルモンが全身の血管と子宮を収縮させて生理を起こします。この子宮や血管が収縮する時に起こる痛みが生理痛です。

生理になるとプロスタグランジンが分泌され、経血が排出されます。でも、体やお腹が冷たい常態で血行が悪いと、子宮に酸素や栄養が十分に届いていないため、経血の排出がスムーズにいきません。経血の排出がうまくいかないと、プロスタグランジンがさらに分泌されるので、生理痛がひどくなってしまいます。プロスタグランジンの分泌量が多ければ多いほど生理痛が重くなります。

というわけで、プロスタグランジンの分泌量を増やす原因の一つは血行不良です。体が冷えると血行不良になるので、体やお腹が冷たい人は生理痛が重く、また一般的に夏より冬の方が生理痛がひどく感じるというわけです。

こうした体やお腹が冷たいことによる生理痛を緩和させるには、まずお腹を温めましょう。おへその少し下にある丹田(たんでん)を温めると全身に温かい血液が行き渡り効果的です。カイロや湯たんぽを使えば手軽に温められますよ。

最近では100均で小さめの湯たんぽが売られていますし、電子レンジで温めるタイプの湯たんぽも出ていますので便利ですので、是非試してみてください。

湯たんぽについて詳しくはこちらを参照 → 湯たんぽで足が冷たい人もあったか生活!100均・無印人気の湯たんぽ紹介☆

また、35歳を過ぎるとさらに血行が悪くなり、冷えやすい体になっています。若い頃のような薄着は大敵です。お腹はもちろん足や首が冷えないように守って体を温めましょう。

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3.生理前・生理中の冷え改善方法

1)体を温める食べ物・飲み物

生理前・生理中は体を冷やす冷たいものや甘いものをできるだけ避けて、体を温めるものを摂取しましょう。温かい飲み物もお腹を直接温めることができるのでオススメです。

ノンカフェインのお茶では、ほうじ茶などがオススメです。口さびしい時や寝る前にはホットココアはどうでしょうか。どちらも体を温める成分や美容健康効果があるのでオススメです。

ほうじ茶やノンカフェインのお茶について詳しくはこちらを参照 → 体を温めるノンカフェインお茶5選!ほうじ茶の冷え性改善効果も!

ココアについて詳しくはこちらを参照 → 体を温める飲み物といえばココア!冷え性改善にはココアがオススメ!

2)ツボ・お灸

冷え症改善、婦人科系の不調改善に効くツボを押してあげましょう。一番おすすめなのは、くるぶしの骨から指4本上にある三陰交(さんいんこう)です。

ここを手でマッサージしたり、シャワーのお湯をあてたり、お灸を据えるといいです。手のマッサージやシャワーマッサージが簡単そうに思えますが、最近では火の出ないお灸や、シールで貼るだけの簡単なお灸もあり、セルフお灸が静かなブームだそうです。

お灸はすごく効果があり、頑固な冷え症も三陰交にお灸を据えて治ったという口コミもありました。さくらもまだ挑戦したことはないのですが、やってみたいと思っています。

冷えに効くツボとお灸について詳しくはこちらを参照 → ツボ&お灸で足が冷たい末端冷え性改善!冷え症改善ツボとセルフお灸も

3)軽い運動

激しい運動は生理前・生理中には向かないので、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動で筋肉をつけたり、体のこりをほぐして、血行のいい体を作りましょう。

運動をすると体が温まりますし、筋肉は血液を送り出すポンプの働きをしているので、血行をよくするためには欠かせないんです。なので、通勤通学時間を有効活用して一駅歩いたり、エレベーターを使わずに階段を使ったりして軽い運動をする機会を作ってくださいね。

4)ホルモンバランスを整える食材

ホルモンバランスを整えて、規則正しく生理が来るようにすることは、女性の健康維持のために大切なことです。ホルモンバランスが乱れると自律神経にも影響し冷え症が悪くなってしまいますので、ホルモンバランスをしっかりと整えましょう。

オススメ食材1)デーツ(ナツメ)

東洋医学ではデーツは、体に不足しているエネルギーを補う食べ物と考えられています。エネルギーが足りなくなると血行が悪くなり、内臓の働きも低下します。デーツは体を温め、血液を補うので、生理周期を整えると同時に生理痛緩和にも効果があります。

デーツを買う時は、シロップ漬けにした甘いものではなく、乾燥させたドライデーツを選んでくださいね。

オススメ食材2)胡桃(くるみ)

胡桃には、悪玉コレステロールを減らし、血管の弾力性を高め、血行をよくする効果があると言われているオメガ3脂肪酸が多く含まれています。ホルモンバランスを整えるビタミンEも豊富に含まれています。

美容にもとてもいいので、小腹がすいた時のお菓子代わりにポリポリ食べるのもオススメです。胡桃を買うときには、塩のかかっていない無塩タイプのものをチョイスしてくださいね。

オススメ食材3)シナモン

シナモンは体を温める効果や毛細血管を修復したり丈夫にする効果があるため、体・お腹が冷たい人にオススメのスパイスなんです。耳かき一杯くらいの量で効果が出ます。朝のバタートーストに砂糖と一緒にかけてシナモンシュガートーストにしたり、コーヒーや紅茶に加えてもいいアクセントになりますよ。

4.最後に

今回は生理前・生理中の冷えの原因・対策を中心にまとめてみました。生理になると体の調子も気分も悪くなりがちです。できるだけ整理を軽くするためにも、体に負担なく過ごすためにも、生理前・生理中は無理せずリラックスして過ごしてくださいね。

そして、体が冷えないように工夫してもらえば、生理痛もひどくならずスムーズに生理が終わると思います。毎月一回来る整理を快適に過ごすためにも、体・お腹を冷やさないようにしてくださいね。

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