お腹が冷たいと体への影響が気になると思いますが、妊娠中は特に心配ですよね。さくらの妊娠中を振り返ってみても体は熱くてもお腹は冷たかったような記憶があります。
また、妊娠超初期といわれる妊娠に気づくか気づかないかの頃にもお腹が冷たい、下痢、便秘などの症状がでることがあるようです。
ということで今回は、妊娠中もしくは妊娠しているかも?という方に向けて
「お腹が冷たいのは妊娠のサイン?!妊娠超初期の症状」
「妊娠中のお腹の冷えに注意!」
「お腹が冷たい妊婦さん向け改善方法」
を中心にまとめてみたいと思います。
1.お腹が冷たいのは妊娠のサイン?!妊娠超初期の症状
待望の赤ちゃんを待ち望んでいる時、ワクワクしますよね。ちょっとした体の異変にも敏感になってしまいますよね。生理が遅れているし妊娠しているかも?と妊娠の可能性が出始める頃、いわゆる妊娠超初期には色々な体の変化が起こります。
お腹が冷たいというのも妊娠超初期の症状にあるんです。体調が悪いと思っていたら妊娠超初期の症状だったなんてこともあるので、間違えて薬を飲んであとで慌てることのないよう、妊娠超初期の症状について知っておきましょう。
次の項目にあてはまるものがあれば、妊娠超初期の可能性があります。
妊娠超初期の症状1)腰痛、足のつけ根など関節の痛み
妊娠超初期の症状2)貧血
妊娠超初期の症状3)お腹の冷え、張り、腹痛、下痢、便秘などお腹の調子が悪くなる
妊娠超初期の症状4)胸が張る、乳首が痛い、黒ずむ
妊娠超初期の症状5)息切れ、動悸
妊娠超初期の症状6)肌質の変化
妊娠超初期の症状7)眠い、または眠れない
妊娠超初期の症状8)胸やけ、吐き気
妊娠超初期の症状9)頻尿
妊娠超初期の症状10)風邪の初期症状
妊娠超初期の症状11)足のむくみ、足がつる
妊娠超初期の症状12)生理とは違った出血
いかがでしたか?一つずつ詳しく説明します。
妊娠超初期の症状1)腰痛、足のつけ根など関節の痛み
股関節、肩、背中、足のつけ根、膝、腰、首、などに筋肉痛や節々の痛みが出ることがあります。これは出産に向けてリラキシンというホルモンが分泌される影響です。生理前に腰がだる重くなって痛くなることがありませんか?これもリラキシンが影響しています。
ストレッチをして体をほぐし、腰痛がひどい場合は骨盤ベルトを使ってください。湿布を使いたいときは、フェルビナクが配合されていないものを使用してください。
妊娠超初期の症状2)貧血
妊娠超初期は出産準備が少しずつ始まっている段階です。出産に備え、子宮に血液が集まっているので、血液が足りなくなり、貧血、立ちくらみ、めまいといった症状がでやすくなります。
妊娠する前から鉄分を多く含む食品を摂ったり、鉄分のサプリで補いましょう。葉酸もオススメです。胎児の神経発達を促すのと同時に、ママの貧血対策にもなります。
妊娠超初期の症状3)お腹の冷え、張り、腹痛、下痢、便秘などお腹の調子が悪くなる
妊娠によりプロゲステロンというホルモンが分泌される影響でお腹の調子が悪くなります。薬などは服用せず、お腹が辛い時は温かい飲み物を飲んだり、カイロや湯たんぽでお腹を温めて過ごしてください。
妊娠超初期の症状4)胸が張る、乳首が痛い、黒ずむ
妊娠超初期にはエストロゲン・プロゲステロンという女性ホルモンが分泌され始めるため、胸が張る、乳首が痛い、バストサイズがアップするといった症状がでます。
また、これらの女性ホルモンの影響でメラノサイトが活発になるのでシミ、色素沈着、妊娠性肝斑ができやすくなります。妊娠に気づいたら、今まで以上に紫外線に気をつけてくださいね。
妊娠超初期の症状5)息切れ、動悸
赤ちゃんに血液を届けるため、今までより心臓に負担がかかります。二人分血液を送り出さないといけないですからね。そのため息切れや動悸が起こりやすいです。
妊娠超初期は貧血にもなりやすいです。赤ちゃんにしっかりと栄養を届けるためにも貧血には気をつけてください。
妊娠超初期の症状6)肌質の変化
肌が荒れる、かさつく、かゆみ、唇が荒れる、肌が綺麗になるといった肌質の変化が起きます。これは妊娠によってホルモンバランスが変わったからです。今までの化粧品が合わなくなることもあります。
妊娠前より敏感肌になって化学成分にかぶれを起こしてしまうこともあるそうです。妊娠すると肌も変化することを頭において、今までの化粧品で大丈夫か気をつけて使ってください。
妊娠超初期の症状7)眠い、または眠れない
妊娠超初期に分泌されるプロゲステロンの影響で強い眠気が出ます。さくらも妊娠超初期には、寝ても寝ても眠かったのを覚えています。
また逆に、エストロゲンという眠気を起こさせないホルモンも少し分泌されているため、エストロゲンに敏感に反応するタイプの人は不眠になることもあります。
妊娠超初期の症状8)胸やけ、吐き気
つわりの症状のような胃のむかつき、胃痛、胃もたれ、吐き気、のどの渇き、唾が出る、お腹がすくなどの症状がでることがあります。妊娠すると胃酸が増える人もいます。胃酸が増えているように感じられる場合、逆流を防ぐため、頭を高くして横になるようにしてください。
妊娠超初期の症状9)頻尿
プロゲステロンの影響で今までより尿意を感じる回数が増え、頻尿になります。
妊娠超初期の症状10)風邪の初期症状
悪寒、鼻づまり、寒気、微熱といった風邪の初期症状に似た症状がでることがあります。風邪だと思って市販薬を使ってしまう人も多いようです。妊娠超初期に風邪薬を使ったからといって、胎児に影響したり、流産することはほとんどないとのことですので、過度な心配はいりません。
ただ、できれば薬の服用は避けたいもの。妊娠の可能性があって風邪の症状が出た時は、妊娠超初期を疑って薬を使うのはやめておきましょう。
妊娠超初期の症状11)足のむくみ、足がつる
プロゲステロンに水分を体内にとどめておく働きがあるため、手足の冷え、こむら返り、足がつる、しびれるといった症状が起こることがあります。
妊娠超初期の症状12)生理とは違った出血
着床が原因で着床出血と呼ばれる少量の出血が起こることがあります。生理予定日頃に出血し、少量で終わる場合、着床出血かもしれません。
いかがでしたか?妊娠超初期はホルモンのバランスや体のバランスが一気に変わる時期です。そのため色々な体の変化が起きます。しんどい症状もあるかと思いますが、しばらくすると落ち着きますので、薬は飲まずに様子を見てくださいね。
妊娠超初期だと気づいたら、赤ちゃんのために葉酸を摂ったり、お腹が大きくなって動きにくくなる前に出産の準備を始めてに備えてくださいね!映画やコンサート、カフェでまったり、高級レストランなど、赤ちゃんが生まれたら行きにくくなるところに出かけておくのもお勧めですよ!
2.妊娠中のお腹の冷えに注意!
妊娠中にお腹に触れるとお腹が冷たい!とびっくりしたことがある人もいると思います。実は、妊娠中はお腹が冷たくなりやすいんです。なぜでしょうか?
1)冷えやすい体質になる
妊娠中は体温が上がる一方で冷えやすい体質になっています。妊娠によって女性ホルモンが増えてバランスが崩れ自律神経に乱れが生じます。自律神経が乱れると、体温調節が適切にできなくなったり、血行不良がおきます。こうして体が冷えやすくなるんです。
また、子宮に内臓が圧迫されることで消化機能が落ち、エネルギーの吸収効率が落ちて熱を作りづらくなっていることや、水分が体にたまり冷えやすくなっていることも原因になります。
2)運動不足
お腹が大きくなるにつれて運動しづらくなりますよね。妊婦さんはどうしても運動不足になりがちです。筋肉がおとろえると血液を送り出す力が弱くなるため、血行が悪くなります。そのせいで手足が冷たい、お腹が冷たいといった症状が出てしまいます。
ウォーキングや家の掃除などできるだけ体を動かす機会を作るようにしましょう。
3)環境
妊娠すると体温が上がるため、いつも暑く感じてしまい、いつもより薄着をしたり、夏場はクーラーをかけたりしがちです。でも妊娠中の体は冷えやすくなっています。そのため、意識して温めてあげないと冷えがひどくなってしまいます。
体が火照っているように感じても冷たいものを飲んだり、体を冷やすのは避けましょう。
ママのお腹が冷えて冷たいと、どんな影響があるんでしょうか?
ママへの影響としては
・つわりがひどくなる
・お腹が張る
・腰痛、厳秘になりやすくなる
・手足がむくむ
・足がつりやすくなる
・早産、難産になるリスクが高まる
・出産後、母乳がでにくい
といった影響があります。
赤ちゃんへの影響としては
・逆子になる
・低体重児になる
といった影響があります。
赤ちゃんが逆子になる理由としては、温かい場所を探してお腹の中を動き回るため、低体重児になる理由としては、冷えの影響で血流が悪いと赤ちゃんに十分な栄養が行き届かないためと言われています。
ただ、どれも「医学的な根拠」があるとは言えない情報です。また、お腹が冷たいと流産の可能性が高くなるという記述も見つけましたが、お医者さんがそのように言っているという根拠は見つけられませんでした。
なので、それ程流産や難産と冷え症の因果関係は気にしなくてはいいのではないかと思います。ただ、やはり冷えは万病の元といわれ、百害あって一利なしなので、できるだけ体を温めることを心がけて、お腹が冷えるのを防ぐ方がいいと思います。
お腹を冷やさない方法については次に説明します。
3.お腹が冷たい妊婦さん向け改善方法
やはり体が温かく、全身がポカポカしている方が健康的ですし、安心ですよね。お腹が冷たいことで心配している妊婦さんは是非次に紹介する改善方法を試してみてください。
1)服装
体を締めつける服装は血行を悪くするのでやめましょう。妊娠前に着ていた服もきつくなっていたら無理して着ないようにし、マタニティウエアでゆったりと過ごしましょう。
またマタニティショーツや腹巻でお腹周りを温めて、足元は厚手のタイツや靴下で温かく保ちましょう。
夏場の冷房も注意です。冷えた室内は熱を奪いますので、夏場でもひざかけやさっと羽織れる薄手の上着を用意して、出先でクーラーが効き過ぎている時、体が冷えないようにしましょう。
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2)軽い運動
筋肉が衰えると血行が悪くなるだけでなく、出産もとてもしんどくなります。お腹が大きいと運動するのも大変ですが、マタニティビクスやマタニティヨガなどに参加したり、ウォーキングやお腹に負担のかからないスイミングで運動しましょう。
家から出るのが億劫な場合、赤ちゃんを迎える意味でも家の掃除を丁寧に隅々までしましょう。掃除もいい運動になりますよね。ただ重いものを持ち上げたり、お腹に力が入り過ぎる作業は避けてください。
3)入浴
ぬるめのお湯にゆっくりとつかってください。ぬるめのお湯にゆったりとつかると、妊娠中乱れがちな自律神経が整います。リラックス効果もあるのでバスタイムをうまく使って冷え対策をしましょう。
また、寝る一時間くらい前にお風呂に入って温まると、ちょうど眠る頃に体温が下がり寝つきがよくなります。妊娠中はお腹が大きくなって寝苦しいことも多いと思います。睡眠はママにも赤ちゃんにも大切ですので、お風呂をうまく利用してゆっくりと眠れるようにしましょう。
4)飲み物・食べ物
体を冷やす冷たいもの、甘いものは避けて体を温める食材を多く摂るようにしましょう。
体を温める食べ物についてはこちらを参照 → 知りたい!末端冷え性改善に効果的な飲み物・食べ物!アルコールの摂り方!
喉が渇いたら、白湯やほうじ茶、ココアが冷え対策にオススメです。ココアは健康にいい効果もたくさんあるのでそういった面でもおすすめです。ほうじ茶はノンカフェインで体を温める作用があります。
ココアについて詳しくはこちらを参照 → 体を温める飲み物といえばココア!冷え性改善にはココアがオススメ!
その他の体を温めるノンカフェインの飲み物について、こちらを参照 → 体を温めるノンカフェインお茶5選!ほうじ茶の冷え性改善効果も
4.最後に
今回は妊娠超初期の症状と妊娠中の冷えについてまとめてみました。妊娠となると普段よりも神経質になりますよね。妊娠超初期には体の不調が出ることが多いので、心配になるかもしれません。妊娠中も体が冷えやすくなっているので注意が必要です。
今回いろいろと調べてみて、つくづく妊娠・出産というのは大変な仕事だなぁと思いました。ママの皆さん、体に気をつけて元気な赤ちゃんを産んでくださね!